表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
85/103

ボス戦と狼部隊の連携

「ガウッ! ガウガウッ!(鉄狼部隊は一度退け! 銀狼は鉄狼に代わって遊撃! 金狼は攻撃の後隙を全員で狩れ!)」


 俺の声を聞き、3種の狼たちが指示通りに行動を始めた。


 ここは鉄のダンジョン30階。鉄狼銀狼に加え、金狼と紅玉狼を従えてここまで突き進んだ。そんな俺は金狼の2ランク上のエメラルドウルフに変化している。


 身体の硬度はそこまで強くないが、支援魔法が使えるのが特徴の狼である。今回、俺は攻撃に参加することができないので、支援特化のエメラルドウルフを選んだ訳だ。


 ボスであるビッグゴールドゴーレムから距離をとり、こちらに退いてきた鉄狼たちを癒していく。


 癒してやると、礼を言うように擦り寄ってくる。可愛い奴らめ。


 ちなみに、ビッグゴールドゴーレムは金狼の1つ上のランク、鉄狼の3つ上のランクの魔物である。


 そう、まともに戦っては勝てる魔物ではないのだ。狼たちを使い捨てるような戦法をとれば苦戦しながらも勝利できるだろう。しかし、そんな展開は俺も視聴者も望んでいない。


 ここ、30階にくるまでの長い間を一緒に過ごし、少なからず情が湧いてしまったというわけだ。


 なので、ローテーション方式をとって犠牲を減らし、ボスを攻略しようとしているというわけだ。


 傷ついた鉄狼たちを癒し終えると、次は前線で遊撃をしている銀狼たちの補助を行う。


 ボスに狙われている子には『速度強化』のバフ。攻撃が当たりそうな子には『硬度強化』のバフを。


 そして、ボスが攻撃を放った瞬間、そこにできる後隙を狙って攻撃を仕掛ける金狼たちに『攻撃強化』のバフをかけていく。


 被害は最小限に抑え、攻撃は最大限ダメージを与えられるようにするための支援だ。


 そうしてボスに徐々に攻撃を与え、遊撃の子達のダメージや疲労が溜まってきたら交代の指示を出す。


『すげぇ……』

『見事すぎる支援』

『指揮もなかなかのもんじゃない? 遊撃部隊の限界を、素早く見極めてる』

『ほんとになんでもできるじゃん』

『かっけぇ』

『マジで憧れるわ。諦めてたけど、蟲使いとして冒険者始めようかな』


 そうして、時間をかけながらボスと戦っていると、俺の後ろに潜んでいたルビーウルフ達から合図があった。どうやら、準備が完了したようだ。


「ガウッ! (全員退け!)」


 こちらと距離のある個体や足の遅い個体に『速度強化』のバフを与えながら、全員を素早く撤退させた。


「ガウッ! (紅玉狼部隊! 放て!)」


 俺の指示を受けて素早く前に飛び出たルビーウルフ達は、紅に発光する角を前に突き出し、そこから炎のレーザーを放った。


 あまりの熱に、鉱石でできた身体が溶けてしまいそうだ。


【蒼玉狼】


 サファイアウルフに変化し、こちらに伝わる熱を遮るように冷気を放出する。もちろん、ルビーウルフ達には届かないように。


 金属は熱に弱いから、辛かったのだろう。顔をしかめていたウルフ達が、俺の冷気を受けて心地良さそうな顔に変化した。


 そして、肝心なビッグゴールドゴーレムだが、狼部隊達の手によってつけられた傷がルビーウルフ達の熱によって溶けて広がり、身体がバラバラになっていた。


 ところどころドロドロの液体のようになっている部分もあるし、これは完全に倒せたと思っていいだろう。


 強力な炎を発射させるため、数十分にも渡ってチャージさせた甲斐があったな。


 狼達に勝利を告げると、全員揃って歓喜の遠吠えを上げた。


 


 


ここまでお読みいただき、ありがとうございます!


少しでも面白いと思って下さった方は、このページの下のほうにあるブックマーク登録ボタン、グッドボタンなどを押していただけると嬉しいです!


☆☆☆☆☆→★★★★★

同じく下のほうにある白い星を黒い星へと塗りつぶしていただきますと、作品の評価も上がり、作者のモチベーションになります!


毎日投稿頑張っておりますので、今後も応援のほど、よろしくお願いいたします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ