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脱毛と美容①

【毛抜きのリリィの両手】【大天使の瞳】


 ヴィーノ伯爵夫人の時にも説明したが、脱毛をするのに当たって、毛抜きのリリィの呪いを利用する必要がある。


 王族に呪いを付与するのは流石にいかがなものかと思い、再び反旗を翻すも『呪いとは言っても無害なのでしょう? それなら問題ないわ』とバッサリ切り捨てられてしまった。


 もう脱毛をするしか道はないようだ。


 その他注意事項などを説明し、全て同意をいただいた。つまり、今から俺が行う事は全て合法である。そこだけは、先に言っておきたいところだ。


 俺が魔物に変化したのを確認し、いよいよ始まるのかと、痛いほどキラキラした視線を向けられる。


 そんなわけで、早速脱毛を始めていこうとおもう。まずは第2王女のサリナ様からだ。あらかじめ、髪などの脱毛しない部分に大天使の浄化をかけておく。


 サリナ様の特徴としては、赤髪ロングのマリナ様とは違って、髪色はピンクで長さはボブであることだろうか。ちなみち、2人の顔はとても似ている。どちらも可愛い。


「じゃあ、手からやっていきますね」


「ええ、お願いしますわ」


 サリナ様が差し出した真っ白で柔らかそうな手を取り、ムラの無いように手のひらで撫で回していく。


 犯罪的だが、あくまでも脱毛のための処置である。しかし、もちろん俺に性欲が無いわけでは無いぞ。


 スベスベでモチモチな白い柔肌が俺を誘惑してくるのは元よりわかっていた。なので、こっそり天使の浄化能力を自分にもかけておいたのだ。


 これにより、煩悩が滅されていくのだ。つまり、今の俺は枯れ切った仙人のように無害な状態である。なんて安全な男だ。


「というか、あなたキレイね」


「うん? 僕ですか?」


 無心で脱毛を行っていると、王妃が俺の肌ややガン見しながらそう言った。


「ええ、肌も白くてスベスベだし、ムダ毛の一本も無ければ毛穴すらほとんど見えないもの。」


「本当だ……赤ちゃんの肌みたい」


「でも、筋肉はしっかりついているし、手だって大きくてゴツゴツしているわ」


 脱毛中の暇つぶしの雑談が、いつの間にやら美容トークへと変化していく。


 俺は男なので若干肩身が狭いものの、日常から肌のケアはしっかり行っていたので、何とか話についていくことができている。


 スキルが醜いため、見た目だけでもと思いしっかりケアしておこうという思いがあり、色々頑張ってきたんだ。まあ、褒められて悪い気はしないな。

 

「普段どんなケアをしているの? 冒険者って言ったら魔物と戦ったりするわけじゃない? それなのに、こんなにキレイなのはおかしいわ!」


「そうよ、いいケアの方法があるなら教え合うのがいいと思わない?」


「んー、そうですね。基本的に魔物の力でどうにかしてますね……」


 確かに、普通冒険者と言ったら外に出ているので日焼けするものだし、身体の肌荒れや傷も多いはずだ。


 しかし、そこは便利な魔物の力でどうにかできてしまうのだ。それを伝えると、予想外の答えだったのか少しびっくりしている様子だった。


 今だって魔物というか、幽霊の力で脱毛をしているわけなのに、魔物の力で肌を綺麗にするのはそんなにおかしいだろうか。


「あぁ、スキルを活用してるってことね?」


「た、例えばどんな魔物をどんな風に使っているの?」


「そうですね……身体の汚れはスライムで全て消化してキレイにしていて、毛がないのは俺も脱毛をしてるからですね。あとは……」


 魔物の活用方法について深掘りされたので、一通りいつもやっていることを伝える。


「エ、エンジェルマーライオンの出す水を使ったお風呂……」


「それって、ほとんどポーション風呂に浸かっているのと同じってことよね?」


「まあ……そう言われてみればそうですね。疲労回復効果もあるし、怪我とかもすぐ治るのでほとんど毎日入るようにしてますね。」


「ポ、ポーション風呂を毎日……」


「私たちよりセレブな生活してるじゃない……」


 エンジェルマーライオン。回復効果のある水を口から吐き出す石像の魔物である。


 吐き出す水は確かにほとんどポーションと同じ効果を持つので、言われてみればポーション風呂に浸かっていることになるのか。確かに相当セレブだ。


 しかし、王族に驚かれるとはな。この人たちの方が普段よほど贅沢していそうなものである。


ここまでお読みいただき、ありがとうございます!


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