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街と検問

 

「やっとついた」


 ダンジョンから街へと続くと思われる列に入り、そのまましばらく歩いていた。


 グリーンウルフと魔族のパーティーの先頭から30分ほどさらに歩くと、ようやく集落が見えてきた。

 

 ここが魔族の集落……いや、集落という規模ではない。普通に街だな。


 もう少し小さかったり造りが雑だったり、田舎のようなイメージが謎に定着していた。しかし実際にあったのは、防衛面に優れていそうな、巨大な石の壁に囲まれた街だった。


 この辺から街へと続く道も整備され始めているし、普通にすごいとしか言いようがない。ただ、魔物に荒らされることもあって、道は若干雑だけどね。


 もっと街へと近づいていくと、町に入る門の前に人の列ができてきるのが見え始めた。


 おそらく、入場検査だろう。列を見ると、しっかりと皆並んでいるし、マナー違反をするものや喧嘩をする野蛮な者も見受けられない。


 人間界では、自分より低いランクの人を見つけ、横入りする奴がゴロゴロいた。普通に人間よりも理性があって少し好感が持てるな。


「次!」


 最後尾に並んで待っていると、30分くらいで順番が回ってきた。


「魔法都市カステルへようこそ。身分の証明になるものはお持ちか?」


 身分証か……まずいな、魔界の身分証なんてもちろん持っているはずがない。ここは正直に言って、無理そうなら外で野営でもしよう。


「すみません、持ってないです」


「了解した。1万ゴールドを預けて街に入っていただき、身分証ができ次第返却という手筈になるが、よろしいか?」


 それと、この魔法契約書にサインを。と門番は続けて言った。


 差し出された魔法契約書に目を通していく。

内容を確認すると、この都市やそれに関連するものに害意を持っていないことを誓うこと、危険物持ち込みを防ぐために、ギルドなどの所定の場所以外でのストレージの使用を禁止されることに同意することなどが挙げられていた。


 契約すると魔法で強制的に守らされるのが魔法契約書というものだ。契約を守らない場合、破った内容に見合った呪いがかけられ、契約書を管理しているところに通知がいくようになっている。


 というか、ストレージが使えなくなるのは痛いな。今のうちに荷物を出しておこう。荷物検査受け、1万ゴールドを預け、魔法契約書にサインすると、入場許可者が渡された。これでやっと街へと入れるな。

 

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