表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/33

故郷とは異なる雪の降る場所で

 音も無く、ただただ白く降り積もる雪を、サシャが羽織るマントの隙間から見つめる。

 雷鳴、窓硝子を強く叩く氷の音。トールが知っている雪は、音を立てて降るもの。しかしこの場所では。サシャが着ているエプロンの胸元に位置するポケットの中で、トールは無意識に首を横に振っていた。

「吹雪の日は、風の音がするよ」

 何の因果か『本』に転生してしまったトールの背に浮かんだ思考を読み取ったサシャが、木々の間で凍る地面を確認しながら呟く。

 転生前に暮らしていた町では、無音の雪は、生活が麻痺する大雪を意味した。しかしこの場所では、雪は軽く、どかっと積もることはなさそうだ。何が、違うのだろう? 視界の白に、トールは小さく唸った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ