表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/33

自身を構成するもの

 表紙は、やはり鞣し革で板を包んだものになるのだろうか? 固定されたかがり台から、製本師カレヴァの臨時の作業部屋をぐるりと見回す。薄く削られた板と、様々な色を見せる革の置かれ方が乱雑なのは、カレヴァが急遽帝都に呼び戻されたからだろう。

 トールの世界では、本の表紙は、植物の繊維を漉いて作成された『紙』から作られていた。中身も。幻の瞳に映る、僅かに黄色みを帯びた羊皮紙に小さく唸る。この世界では『祈祷書』として認識されているトールを構成する紙は、おそらく羊皮紙だとは思うが、どうも違和感がある。サシャが元気になったら一緒に調べてみるのも良いかもしれない。幻の口からふわりと漏れた欠伸に、トールは気怠く頷いた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ