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003 ドキッ♡キケンなテント生活 前 *改良中

ついにキャンプ生活が始まった。そして事件はすぐに起きた。

私は一度家に帰って支度をしなければならなかった。最低限の必需品を持って大学に着く頃には9時を過ぎていた。

「早速実験棟に入る人がいたよ。」

30分前に男3人が入ったが、カード履歴は2人分しか無かったそうだ。

「ライとティアが現場に行っている。僕とミッドは引き続き監視カメラを設置しているよ。君は本部を見張っておいてくれ。」

本部というのは私たちが寝泊まりする場所だ。そこにはテントが二つあった。当然男女別だろう。そして私は明らかに整理されていない方を選択し、荷物を中に入れた。私の仕事は設置された監視カメラの映像を見ることだ。時々辺りも警戒しておこう。私は黙々とパソコンを見ていた。


15分が過ぎた。そろそろみんなのことが気がかりになった時、マーティから電話が来た。

「侵入者がいたなら教えてくれ!さっき何者かが襲ってきた!今は倉庫に隠れている。ちゃんと報告をしてくれよ!」

そんなはずはない。あらゆる門には監視カメラが付いている。赤外線カメラも付いていて、人が通れば反応するはずだ。どこから入って来た?私は急いで全てのカメラをチェックした。人影は見えないし、赤外線も反応はない。

ガサッ

近くの茂みから音がした。人だ。もうすぐそばにいる。テントの中にいたからわからなかったか!

「そこにいるのは誰だ!テントから出てこい!」

ここは従うべきだ。変に抵抗すれば余計に怪しまれるだろう。私はテントから顔を出した。その時、


パァン


私は眉間を撃たれた。

が、

「保護波動*!」

私の方が一手早かった。奴が拳銃を構えた瞬間、能力を発動した。保護波動を使っていれば、銃弾ぐらいはなんとかなる。

「なるほど、マンホールか。」

3人の男の足元には、開いたマンホールがあった。

「てめぇ 能力者か。」

男たちは続けて発砲した。しかし、この距離なら私の方が有利だ。銃弾を拳で弾き飛ばし、射程内に入った。

「破ッ!」

格闘技はやったことは無いが、近接戦は得意だ。

「グブォアァ」

男たちは呆気なく数発で倒れた。

「まだ仲間はいそうだな。」

奴らはなぜ私の場所がわかったのか。おそらくどこかで指示を出している者がいるはずだ。監視されているのは私の方かもしれない。だとすればまた襲われるに違いねぇ!私はキャンパスの地図を見て、敵がどこから監視しているのかを調べなければならない。急がなければ...!


_________



わかるぞ... お前たちがどこにいるのか... この私の熱探知で全てわかる...


私たちの計画の邪魔はさせん!!



○保護波動

振幅が小さく、振動数の多い波を発生させる。物体を覆うように流れ、外部からのエネルギーを分散する。主に自分や他人の体に流し、ガードとして使う。

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