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守護者は死神  作者: oga
8/27

死神ツイート

「おきゃあーっ、おきゃあーっ」


「くっそ、何だよ」


 クサツに向かう途中、ウォーリーが泣き出した為、道ばたにバイクを止める。


「ミルクか? うん〇か?」


 うん○の時の、強烈な匂いは無い。

私は、ミネラルウォーターを取り出し、水に溶ける粉ミルクを中に入れて、シェイク。

その後、脇の下に挟んで人肌に温めると、ウォーリーに飲ませた。


「……ごきゅ、ごきゅ」


 吸い付くように飲んでる。

やっぱ、腹が減ってたのか。


「ウォーリー、移動しながら飲んでくれ」


 サイドカーに乗せると、急いでバイクに跨がる。

赤ん坊ってのは、世話がかかるぜ。

その時、チリン、というコールがポケットから鳴った。

死神ツイートが更新された時の音だ。

携帯を取り出し、速報を読み上げる。

 




 死神カンナ、またやらかす。

ロズウェルにて、少年が鎌を使用。

三日間の免許剥奪。





「また、じゃねーよ」

 

 まだ3回目だっつの。

しかも、すぐにその記事に反応したツイートが流れてくる。


ツキミ:あいつ、ほんと鎌の管理甘いよな。


ミカヅキ:ネバダ州のシンゲツか、ミネソタ州のレモンが近いんじゃないか?


シンゲツ:ちょっとロズウェル向かうわ。


レモン:先に行ってて。 私もすぐ向かうから。


クロサキ:手の空いてる奴は、ロズウェルに向かってくれ。 年貢の納め時だ。






 ……何か、私、めちゃ嫌われてねーか?

しかも、ミネソタ州のレモンは、月間ベスト死神にも選ばれたことのある実力者だ。

ネバダ州のシンゲツは、ホットドック大食いコンテスト16位っていう、よく分からない記録を持ってるくらいで、大したことはない。

だが、二人に同時に狙われたら厄介だ。


「……ん?」


 ハイウェイの真ん中に、何かいる。

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