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3.5話 会議室が踊る三分前
本編とは少し違う「一方〇〇では~」みたいなアレ。
そこは会議室のような空間だった。
狭い室内には椅子が六つ。内四つは既に埋まっていた。
どの顔も、知る人ぞ知る錚々たる顔ぶれだ。
バトル系ラノベの神様。
ファンタジー系ラノベの神様。
学園系ラノベの神様。
恋愛系ラノベの神様。
もし生半可な普通ラノベ読みが彼らに会ったなら、恐怖で失禁してしまうかもしれない。
そういう面々だ。
四人の神様が放つ無言の重圧を破るように、ラノベの女神はやってきた。
「全員揃ってるわね。それじゃあ、第X回ライトノベル会議を始めましょう」
女神は周囲を見回して、言う。
「今回の議題は、クソラノベの神様をどうするか、よ」
狂った方位磁石を片手にキーボードを打ちます。作者が迷子です。