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わりとテンプレな異世界転生者の日常  作者: ぐらんこ。
わりとテンプレな少年期の日常
5/15

わりとクーデレ?

 とある朝。


 廊下でマリシアとすれ違った。


「おはよう」


「…………」


 こうして二人はすれ違っていく。






 別の朝。また廊下でマリシアとすれ違った。


「おはようマリシア」


「…………」


 やっぱり二人はこうしてすれ違っていく。




 ある日のこと。


 マリシアが俺のところに来た。


「ザギョピ、ピズピ、ピセリ」


 マリシアは俺の顔も見ずにたったそれだけを言う。

 だけどいつものことだ。


「ああ。採ってくるよ。ひょっとしてブルーポーションでも作るの?」


 こくりと頷くマリシア。


 だからと言ってそれ以上マリシアから話すことはない。


 俺は、薬草を採りに出かけた。




「はい。採って来たよ」


 薬草を受け取るも、その場から動こうとしないマリシア。


 うーんなんだろう?


「…………」


 マリシアは安定の無言。


「ひょっとして、俺が作るの?」


 首を横に振るマリシア。

 違うのか……。


「レシピは知ってるよね?」


 首を縦に振るマリシア。


「うまくいかない?」


 頷くマリシア。


「じゃあ、見てみるよ。マリシアが精製するとこ。

 なんかアドバイスできるかどうかわかんないけど。

 それでだめだったらポーラさんに相談しよう」


 その言葉をきっかけに歩き出すマリシア。

 彼女の専用の魔法薬研究ルームへ。


 俺はその後をゆっくりと歩いた。






■マリシアside(作者の推測ですので、実際のマリシアの思考とは一致していない可能性がございます。)


「おはよう」


 ルート……。


「…………」









「おはようマリシア」


 名前……呼んだ……。


「…………」







「ザギョピ、ピズピ、ピセリ」


 お願い……。


「ああ。採ってくるよ。ひょっとしてブルーポーションでも作るの?」


 そう。




「はい。採って来たよ」


 少し……付き合って……。


「…………」


「ひょっとして、俺が作るの?」


 違う……。


「レシピは知ってるよね?」


 知ってる……。


「うまくいかない?」


 そう……。


「じゃあ、見てみるよ。マリシアが精製するとこ。

 なんかアドバイスできるかどうかわかんないけど。

 それでだめだったらポーラさんに相談しよう」


 ポーラさん……。



なんだこれ?



いや、短編集これにて完結です。リクエストくだされば書きますかもですけどっ!


お読みくださりありがとうございました。

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