ハニーマスタードヒレステーキ
第一回は 6日間、第二回は 9日間の探索を終えて、私は富士ダンジョンを退ダンした。
富士ダンジョン最後の(いや、また来るかもしれないが…)買い取り窓口へ。
魔石は1280gだった。
カナヅチと鎌は昨日のノコギリと同じ1,000円。どちらも売らない。
鉄の脛当て(左脚用)は5,000円。これは売り。
ラム肉はマトン肉より500円高い1,500円。これも売る。
爆弾岩の破片(石礫抜き)を見てもらう。
「砕石は1kgあたり、25円で買い取らせていただきます」
計ってもらったら16kgほどあった。16×25… 400円 ^_^;
持って上がってくるの、かなり大変だったぞ。
ま、売るけど…
ギガワームが落としたルアーは500円。
ダンジョン産のルアーは世の釣人達に人気らしい。
毒壺なのか何なのかわからない試験管入りのものも見てもらう。
「これは[ガマの油]ですねぇ。買い取り価格は500円です」
{えっ、ガマ? ヘビが落としたのに?}
後は… あ、このマミーが落とした、なんか薬みたいなやつは
「乾燥剤ですね。買い取り価格は200円です」
棍棒×2、ナイフ×1、ルアー、ガマの油、乾燥剤を買い取ってもらって、帰途につく。
路線バスで駅まで行き、ファミレスで晩飯を食べ、そこで[スチールアーマー パーツ]とか[ガマの油 ダンジョン]とか検索しながら夜行バスが来るのを待ち、夜行バスー電車ー路線バスと乗り継いで帰宅した。
帰りのバスの中で書きとめていた出納メモを計算したので、第二回の探索の収支報告をしよう。
【支出の部】
交通費: 12,800円
宿泊費: 33,750円
飲食費: 27,500円
市販品: 37,000円
諸経費: 10,800円
計:121,850円
【収入の部】
魔石:78,000円
ハルバード:50,000円
レイピア:30,000円
額当て(軽量)10,000円
シミター(中古):5,000円
槍の柄:5,000円
渦巻の杖:5,000円
ボテッとした杖:5,000円
スチールシールド:5,000円
アームガード(中古):5,000円
鎖帷子頭巾:5,000円
鉄の脛当て(左脚用):5,000円
漬物石:5,000円
ぼたん鍋:5,000円
もみじ鍋:5,000円
他:18,200円
計:241,200円
119,350円黒字が出ました。
(10の位四捨五入)
ダンジョンパスがマイナンバーカードに紐付いているので、きっちり徴税後の金額が入金されるから、計算上の黒字金額そのままではないが、日当換算で10,000円超は定年後再就職の収入としては悪くはない。
熊野に行くようになれば、経費も下がるし、ダンジョンセカンドライフ、いけるんじゃないか ^o^ v
家に帰って[ダークブルのヒレ肉]と[はちみつ]を
「おみやげだよ〜」と渡し、
それが[ハニーマスタードヒレステーキ]になって食卓に並ぶ幸せな家庭でひとときのやすらぎを味わって、
「せっかくだから一緒に熊野に行って、熊野古道とか、ついでに伊勢の方まで周らないか」と妻を誘い、
「ママ友とミステリーバスツアーに行くからパス」と、冷たくあしらわれ、
「ダンジョンでサキュバスが現れたら浮気してやる〜!」とフラグを立てて、
「頑張ってね〜」と鼻で笑われ、
近所にできた[カヌー体験ができる]アウトドアショップに、大きめの登山用リュックを買いに行き(そこには併設のカフェに行きたいからと妻も一緒に行った)、何かと必要な容器、袋類も買い足して熊野への出発の準備を整えた。
ここまでが第一章になります。
この後、第二章で[ダンジョンアイドル]なる要素を入れてしまい、二章になってから、[作者変わった?]と思われるような展開になってしまいました。
ので、この作品は次の第二章の一話までで未完のまま掲載は終了とさせていただきます。
あしからずご容赦ください。




