赤字にはしたくない
大部屋でもう1周、ゴブリン、インプ、コボルト、ゴースト、スケルトン、スライムを倒して、ゴーストが薬草をドロップしたのを拾って、私は3層に降りる階段の前を見に行った。
例によって、そこにはオークがいた。
リザードマンとマミーも倒してはいるが、今日は昨日、一昨日より魔石を入れているウエストポーチが軽い。
{あいつも倒しておこう}
まず、さっきスケルトンがドロップした短めのシミターを山なりに投げてみた。
クルクルと回転して、いい感じで肩口に刺さった。
次に投げたクナイも、こちらを向いたオークの喉元にバッチリ突き刺さり、モーニングスターの鉄球をオークが持っているハルバードに叩きつけてから、鉄球X袈裟殴り攻撃で倒した。
さっき34に上がったHPが33に戻った。
大部屋に戻ったら、ゴブリンとインプとコボルトがリポップしていたので倒した。
少し待って、ゴーストとスケルトンとスライムもリポップしたので倒して、また3層に降りる階段前を見に行ったが、オークはまだいなかった。
最後に左右奥の宝箱がリポップしていないか見て回って今日は上がろう。
ゴブリン、コボルト、コボルト、スライム、コボルト、コボルト、リザードマンを倒して右奥に…
宝箱はなかった。
途中、MPが8に上がったが、リザードマン戦でHPが32になった。
コボルト、ゴースト、スケルトン、コボルト、マミー、リザードマンを倒して左奥に…
コボルトがナイフをドロップしたが…宝箱はなかった。
リザードマン2匹とマミーにも短めのシミターを投げてみたが、これはかなり投げやすい。
今のところ 4投して全部肩口に当たっている。
(頭を狙って投げているのだが ^_^;)
その内の 3投は刃の方が当たって、2投は突き刺さった。
山なりにクルクルと投げて届くまでに、次の準備ができるので、こちらに振り向いたモンスターに、いいタイミングでクナイを投げることができる。
ゴブリン6、コボルト5、スライム4、インプ3、ゴースト2、スケルトン2を倒して、ゴブリンが棍棒1、ゴーストが薬草1をドロップして、水晶玉の間に戻ってきた。
昨日上がったばっかりだか、一応レベルチェック。
4のままだった。
短めのシミターはSTR+2、スタンパーはSTR+1だった。
私は、水晶玉に手を当て、ステータスを見ているフリをしてしばらくジッとしていた。
2組の探索者が出て行った。
MPが9に上がるのを待って、私はダンジョンを出た。
買い取り窓口で心持ち軽い魔石を換金してもらう。
ギリギリ600gあった。
ナイフ2本と棍棒も2本売って6,400円だ。
これだと今日は赤字だなぁ…
「これ、何度か投げたんですけど買い取ってもらうことできますか?」
私は短めのシミターを見てもらった。
「これくらいの長さのものは、通常10,000円で買い取っています。投げたと言っても、傷もありませんし、そのままの金額で買い取りますよ」
「そうですか…」
実のところは、この短めのシミターは投げやすいのであまり売りたくない。
「あの、こっちはかなりボロボロなんですが、どうでしょう?」
私は前から持っていた方の、散々投げてボロボロのシミターも見てもらった。
「これは確かに傷だらけですね。これくらいの長さのものは、通常15,000円で買い取っています。これだと3分の1の5,000円で買い取ります」
{おぉ、これでも買い取ってくれるのか}
「じゃあ、こっちの方の買い取りをお願いします」
前から持っていた方のシミターを買い取ってもらった。
これで今日の収支も赤字にならなくてすむ。
私はホクホク顔でカプセルホテルへ帰った。




