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スライムのちゴブリン、ところによりインプ

 小学校の講堂に居合の先生が来て剣道を教えていたので、私は 4年生から 6年生のあいだ剣道を習っていた。

 4年生で 4級、5年生で 3級と 2級、6年生のときに 1級と初段をとった。 

 初段の昇段試験は対戦形式で、大きく振りかぶって、大きな声で「め〜ん」と発声し、大きく踏み込んで相手の面を打つとだいたい合格できる。

 小手や胴ではキッチリ入らないとなかなか合格させてくれなかった。 

 ま、その先生限定だが。


 中学生になると剣道は続けず、元々居合の先生だったその先生の道場(近所のカルチャーセンターだったけど)に通って刃のついていない刀を振りまわしていた。 

 居合は型のみだ。 

 真剣でワラを斬ったり、ロウソクの火を斬ったりしたことはない。


 と、まぁ、そんなはるか昔の手習いのもとに、竹刀ではなく棍棒でコブリンに面をはなったわけだが、これが意外と


 ドゴっ! 


 とコブリンの脳天にめり込んだ。

 その後も一方的に殴り続けると、途中、ピコーン! と HP が 20 に下がった。


{げげっ! また攻撃を受けてないのに、てかこっちの攻撃中に HP が下がった}


 その後、さらに殴り続けるとコブリンはダンジョンに吸収されていったが。


{敵はモンスターより、自分の体力の衰えだなぁ}


 そんなことを考えながらさきにすすむ。


 ぁ、そうそう、柔道は小学1年生のときに、近所の道場に通って、受け身ばかり練習させられてすぐにやめた。 

 わざわざ言うことでもないか。


 ゴブリン、スライム、スライム、ゴブリンとその後もこちらは攻撃を受けることなく( HP はまた 1 下がったが)倒し、次に現れたのは


{でっかいコウモリ…? あぁアァ、こいつがインプか}


 ハタハタと飛んでいる。

 妖精だったか、悪魔だったか… 悪魔っぽいな。


{こいつを棍棒で相手するのは、ちょっと疲れるなぁ… どんな攻撃してくるんだろ?}


 ダンジョンに入ってから、まだ一度も攻撃らしい攻撃は受けていない。

 でも HP は 3 減った。

 こんなに飛びまわってる奴を棍棒で追いかけまわすのは、きっとかなり体力を消耗するだろう。 


 私は、インプにこちらから攻撃をすることなく、棍棒を構えて待つことにした。

 するとインプは左右にハタハタと飛び、一瞬急上昇したかと思うと上から私の顔に両手両足のツメを向けて襲いかかってきた。

 後ろに下がりながら棍棒を振り上げると、棍棒ではなく私の右腕がバレーボールのレシーブのような感じでインプを弾いた。

 混乱したように飛んでいるインプめがけて、振り上げた棍棒を今度は振り下ろす。 

 棍棒で殴られたインプは床に叩きつけられる。 

 そのままインプがダンジョンに吸収されるまで、私はインプを棍棒の先で突き続けた。


 そうこうして私は、その後も[スライムのちゴブリン、ところによりインプ]で、そんなに身の危険を感じることもなく(HP は何度か下がったが)、左回りでダンジョンの1層を巡り巡って2層に降りる階段を見つけた。


 しかし私はまだ階段を降りない。 

 前述のとおり、私は隅から隅まで調べまくる派なので、とりあえず1層を1周はしたいのである。


 昔はそこそこ記憶力に自信があったのだが、どうも最近、トンと新しいことが覚えられなくなった。 

[安全地帯]くらいまでの歌は、ほとんど歌詞を見ずに歌えるが、[B'z]とか以降は歌詞がないと歌えない。 

[king Gnu]とかになると歌詞があっても歌えないが… ([king Gnu]のことを[キンググニュ]と読んだことはそっとしておいて欲しい)


 なので、ここまで私は、かなりいい加減なフリーハンドだが、地図を描きながらまわって来た。 

 その地図に階段を描き足して、1層の探索を再開させる。

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