魔力《MP》解放
名前:金田 隆司
階位:1
体力:16
魔力:1
分配:0
攻撃:8
防御:10
知力:12
敏捷:10
技巧:15
水晶玉の間に帰ってきてステータスを確認した。
レベルはまだ上がっていなかったが、何故か MP が解放されていた。
MP の解放条件はイロイロと説があるが、これだ! と言うのはまだ確定していない。
有力なのは、[一定以上の時間、ダンジョン内にいたら解放される]とか、[魔法攻撃を受けたら解放される]と言うものだが、一定以上の時間ってどれぐらいかわからないし、私は特に魔法攻撃を受けていないのに解放された。
こういう事があるから諸説は諸説のままで確定できない。
魔法を使うには魔法の巻物を手に入れなければならない。
巻物は宝箱から出る。
ダンジョンの中で巻物を開くと、巻物は消えて開いた者がその巻物の魔法を覚えるのだそうだ。
MP 解放条件の説に[魔法を覚えたら解放される]と言うのもある。
そりゃそうだろう。
巻物は開いてみないと、なんの魔法の巻物かわからない。
なんの巻物かわかれば、その魔法を既に覚えていたら、開かずに売りに出すこともできるが、わからないので、そんなに魔法を覚えていないレベルでは、皆、少しでも新しい魔法をおぼえたいので、覚えていない魔法だと期待して開き、同じ魔法の巻物を重複して開いてしまい勿体なくも消えてしまったと言うことがままある。
鑑定の魔法が使えると名乗り出た人はまだいない。(鑑定の魔法があるのかどうかもわからないが;´∀`)
なので、現在市場で取り引きされている巻物は、信用のある高レベルの探索者が、[どこのダンジョンの何層のどのモンスターからのドロップ]とか銘打ってオークションをしているものか、低階層あたりで手に入りそうな魔法は既に一通り手に入れた高レベルの探索者が、低階層で手に入れた、多分重複であろうと思われる魔法の巻物を開かずに売りに出しているかである。
何はともあれ、ステータスから[ - ]の表記がなくなったことは喜ばしい限りである。
さぁ、一旦外に出て、買い取り窓口へ行こう。
買い取り窓口で、まずは少ないけど、魔石を買い取ってもらう。
オークの魔石がちょっとは大きかったが、なにせ、討伐数が少ないので、グラムも少ない。
それは、まぁいい。
モンダイはここからだ。
「すみません、これが宝箱から出てきたんですが、これはなんでしょうか?」
私はタオルとハンカチにくるんだアンプル状のものを出して見せた。
「これは、[MPポーションの小]ですね。
ダンジョンの中で使うと MP が 5 回復します。
この先をパキっと割るとアイテムは消えて、飲まなくても使ったことになります。
買い取り価格は 25,000円です。
売店では50,000円で売ってます」
{ふむ… 仕入れ値の倍が売価か…
魔法を連発したい人はその値段でも欲しいだろうな。
しかし私はMP 解放されたばかりだし、当分は使うことはないだろう。
闘ってる最中に割れたりしたら勿体ないので売っておこうかな…}
「ちなみに、これは売ったらいくらになりますか?」
売るつもりはないが、参考までに[モーニングスター]の買い取り価格も聞いてみた。
「こちらは鎖付きの[モーニングスター]ですね。
鉄球が小さくて、持ち手も細くて、使いやすそうですが、窓口担当者が個別に査定はできないので、鎖付きの[モーニングスター]の買い取り価格は一律 50,000円です。
売価は10万円です」
なかなかいい値だ。
ちなみに鎖なしの買い取り価格は15,000円らしい。
[モーニングスター]は自分で使うので売らない。
MPポーションだけ買い取ってもらおう。
「すみません、では、こちらの買い取りをお願いします」




