24.科学~漂白しようぜ!~
気付けば、ショッピングモールの外の地面に撃ち落とされていた。〇ァブリ―ザー高晴がゆっくりと降りて来る。そのとき。
「王子!遅くなり申し訳ございません!」
「クソ、ヨシ!カッシーナを安全なところへ!」
「ハッ」
みんなが来てくれた。逃げることができるかと、希望が見えた。しかし、その希望は一瞬で消えてしまう。なぜなら、空に巨大な影が現れたからだ。
「甘いな。Meijiのチョコレートの4.56倍甘い。私に味方がいることは考えなかったのか?私は最初に【全宇宙洗浄『軍団』】と言ったハズだが・・・?」
巨大な影は、〇ァブリ―ザー高晴と共に、僕たちを挟み撃ちする構図で着陸した。
「現場到着。カッシーナ及び、その仲間を確認。標的の処理を開始」
巨大なロボットである。身長は三メートルあるだろう。たくさんの重火器やビーム砲らしきものが取り付けられている。ライプニッツが即座に反応した。
「超加速爆炎灼熱砲!」
ライプニッツが構えた近未来的なバズーカから、灼熱のビームが飛び出す。あたりは余熱で煮えたぎり、ビームに当たったものは灰すら残さず着えていく。正直、この威力のビームを正面から喰らったロボットが、消滅していない未来が想像できない。なのに、何故か嫌な予感がする。
こう言う時の予感は的中する物である。傷は一つもできていなかった。完全なる無傷である。
「低威力の熱線を確認。中位科学を使用している模様」
「中位・・科学・・・?僕の化学は宇宙の最先端を行っているはずだぞ⁉」
「そうだ!ライプニッツに色々教えてもらって、パワーアップした私のらっきょうロボRも、中位科学だとでもいうのか⁉」
「標的の困惑を確認。新たな科学「らっきょう科学」を確認。ランク・・・「下位科学」へ認定。」
下位化学、と言われたらっきょうマンが真剣にへこんでいる。
「おい、〇ァブリ―ザー高晴。このロボが言っている、科学の『中位』や『下位』とは何のことだ⁉」
「そのままだ、カッシーナ。お前たちの言う『科学』は、私たちにとってはもう原始時代なのだ」
「何だと⁉では私たち〈銀河帝国・加魔苦羅〉の『GO-ON』エネルギーとそのロボット『HOUKOU』も・・?」
「その通り。ライプニッツや地球の人間が使う『物質科学』、らっきょうマン一号の使う『らっきょう科学』もこのロボットには勝てない。なぜなら『科学』としてのランクが違うから。そこのロボットは【宇宙洗浄軍団】幹部にして、宇宙最強の化学兵器。〈洗濯科学の〇リエール〉である!」
「説明の終了を確認。改めて標的の排除、〈漂白〉を実行」
その瞬間。色が消えた。正確に言うなら、半径一キロにおける全ての物質の色が、真っ白になった。あたりがまぶしい。これが・・〈漂白〉か・・・⁉
「〈漂白〉開始。第一目標「カッシーナ」をロックオン。〈記憶漂白ミサイル〉発射」
「王子―――ッ!」
最近、対して話が進まないエピソードが多すぎて反省しております




