21.ラッシーナの暴走~超★物騒~
僕は今、土下座をしている。誠心誠意、心を込めて。相手は誰かって?もちろんラッシーナさ!僕たちの戦いの結果が気になって、UFOまで戻ってきてくれたらしいんだ!ところが・・ラッシーナの口紅を間違って破壊してしまった瞬間にやって来たからたまったもんじゃないね!
「カッシーナ。私の言いたいことは分かるよね?」
「はい。私はあなたの言いたいことがわかります」
僕は今、頭を踏まれている。靴でぐりぐりされているのだ。
「ラッシーナ。僕の頭から足をどけてくれな・・」
「黙りなさい?」
「ハイ」
ラッシーナの怒りを刺激しないよう、みんなラッシーナと僕から離れている。こいつは不味い。ラッシーナの怒りの矛先が自分に向かないようにと、誰も僕を助けてくれない。
「ラッシーナ様。お静まりください。少し深呼吸して、冷静になりましょう。そしたら気分が変わるかもしれませんよ」
「黙れと言っている。お前は言葉が分からないようだな」
「いえ・・そのような訳では・・決して・・・」
「お前は私の言うことを否定するのか?」
「いやいやいやいや!そんなことはございません!」
「黙れ。私は何も間違えない。私が正しいといえば正しく、間違っているといえば間違っているのだ。この世の絶対的な決定権は私にあり、誰であっても私に逆らうことは許されない」
これはッ!ギャグパート限定で発動するラッシーナの超パワーアップモードだ。不味い。「ギャグパートだからどうでもいいだろ」とか作者が考えたせいで、今のラッシーナには狂ったように強い能力が沢山ある。
「永眠魔法・【虐殺闇炎覇】!」
投稿していいのか不安になるほど物騒!作者の野郎殴り飛ばすゴラァ!・・・・ハッ。僕まで物騒になっていた。
それよりもだ。ラッシーナが放った魔法だが、黒い炎みたいなものが収束して、一本の槍のように飛んできた。運よくよけられたが、UFOには極大の穴が開き、外が見えている。
外から見えるUFOの大きさと、中の広さがついあっていないと思っていたが、空間が圧縮されていたようで、外の町がかなり大きく見える。この直径一メートルほどのUFOに、ありえないほどの空間が入っているのだ。(階層は二十以上あるだろう)かなりの技術である。
「カッシーナ、ボーっとしてると次が来るよ!」
「星滅魔法・【破滅之閃光】!」
黒い光が、ラッシーナを中心に全方位へ広がる。光に照らされた物質は少しずつ消滅していくようだ。
「激臭・・・」
おならで相殺をしようと激臭領域を試みた。が、光の速度で迫ってくるのだ。領域の展開が終わる前にダメージを受けてしまった。
「クックック。寸前で技を〈おなら砲〉に切り替えたようだな。急いでいたので出力全開とまではいかなかったようだが、相殺には成功し、ダメージを軽減できたようだな」
五秒間程続いた閃光。かなりのダメージを負ってしまった。
「これでダメならば最終奥義を使うまでよ・・・・!殺戮魔法!【召喚・闇穴】!!」
え?ブラックホール?え・・・?
「ちょっとまったぁあああああ!アホかぁ!星が滅びる!とても不味いよ⁉学校で全校朝礼中に特大げっぷをした時くらい不味いよ⁉」
「今、エネルギーを集中させるのに忙しいの!あと十秒で完成するからちょっと待ってなさい!」
駄目だ・・。話を聞いてねえッ・・・!
「カッシーナ!これを使うんだ!」
ライプニッツが口紅を投げてきた。ライプニッツの横には、発明品である「物質再構築装置」が置いてある。あれで作ったものを渡してくれたのだろう。キャッチしてラッシーナに渡さねば。
「ラッシーナ!新しい口紅よー!」
読者の皆は、「アンパンマン!新しい顔よー!」のリズムで読んでみてね★
それはそうとして、ラッシーナの反応はこちらの期待以上のものだった。
「な・・それは!最近流行のブランド、『グレートアルティメットビューティフルキューカンバーリップ』の口紅じゃないの⁉ありがとう!カッシーナ!」
ラッシーナは大いに喜んでいる。怒りが静まってよかったよ。
「それにしても、ライプニッツ。なんで化粧品、それも口紅専門のブランドを知っているの?」
「吉田さんの持ってた口紅のブランドを使った」
結構ギリギリの作戦だったようだ。さて、ライプニッツが口紅大好き星人ではなかったことも証明されましたし、一件落着。
読者のみんな〜?みんな大好き、カッシーナだよ〜!実はね、本来は前回で地球侵略編が終わるはずだったんだ。前回の終わり方が、明らかにラッシーナが怒る流れだったので、ラッシーナの暴走という話になったんですよ。次回からは新しい章になるので、この下品な話はまだまだ続くことになりそうだね★
・・・って作者が言ってたよ!




