19.ボスの正体~ホスピタルクリニック~
ボスと戦っていたら、この部屋と外の部屋をつなぐ〇こでもドアから、ライプニッツと政子が出てきた。後ろにはルサンチマンと、僕が気絶する程度に手加減してあげたチャラお、さらにヨシとヨリが続いている六人が仲良しそうに一緒にやってきたということは、和解に成功したのだろう。
「チャラお⁉生きていたのか!うぅ・・・王子、やはり王子は無駄な殺生をしなかったのですね!」
らっきょうマン・・、お前マジで死んだと思ってたのか・・・。冷静に考えりゃわかるだろ。我らが作者がに、物語の中で人を殺す勇気があるとおもうか?
「おーい、ボス★実はかくかくしかじかというわけで俺はまだ生きていたのサ★」
「その後、これこれそう言う訳で、目覚めるまでボクが〇ケモンボールに入れていたの」
「最終的にあれやこれやという訳で和解したのよ。ね、ヨシ、ヨリ?」
「「これでもう、争う理由はないはずである。」」
さて、これで一件落着。あとはボスにも和解を提案して、地球侵略をやめてもらうだけだ。流石に主力三人を失った状態でこちらと戦いはしないだろう。
「お前たちは何を勘違いしている?」
ボスが口を開いた。
「チャラおが死んでいないことなど、最初から気づいていたわ。あなた達がカッシーナを殺すための原動力になると思い、黙っていたのよ。」
「僕たちをだましていたぱお~ん?」
「その通りよ、ぱおんぱおんおじさん。ついでに私の正体を教えてあげる。ホスピタルクリニックの看護師、西村良子よ!」
説明しよう!ホスピタルクリニックとは、エピソード四で登場した、カッシーナがよく行く病院である!そこには主な人物が三人いる。
その一、パンツ白衣こと、田中純一。決して変態なわけではない。医者である。
その二、ロリコンぽっちゃり眼鏡こと、霧嶺総哉。なんと画数の多い名前だろうか。アイドルグループの熱狂的なファン。変態。マジで。
その三、今さっき登場した口紅ぬりぬり看護師! 通勤から退勤まで口紅を塗っているゾ!一週間で消費する口紅は驚異の八本。最近は口紅を塗りながら昼食を食べる技を身に着けたようだ。
「で、吉田さんは何が理由で僕を襲うの?主人公である僕に行ってみなよ?」
「理由・・・?そんなの決まってるわ!見なさい、今さっきのお前のセリフの上の行の文章をッ!」
このセリフ書いてから気付いたけど、「の」がめっちゃんこ多いね★by作者
「王子のセリフの一行上がどうかしたのか?いたって普通のゴシック体に見えるが・・・?」
吉田氏は何が問題なのか。その理由は・・・
「出番がない」
・・であった。
「あんなにどうでもいい設定が沢山あるのに・・!この話・・そこまで一発キャラは多くないのに・・!名前があったら、大体活躍しているのに・・ッ!なんで、ホスピタルクリニックの人だけこんなに出番が少ないの・・?」
「大門寺祥子は・・?ボク、あいつが出てくるの一回しか記憶していないのだが・・」
「奴は一発キャラよ・・」
そこまで言うと、口紅塗り塗り看護師はカッシーナを見た。まるで、「主人公を殺したラスボスになれば私だって存在感が出て来るし、ホスピタルクリニックのみんなも思い出してもらえるからホスピタルクリニックに所属しているキャラのみんなは喜ぶだろうな。そうときまればかっこいいラスボスムーブしなきゃ」とでもいいたげに。最後かはわからないが最後っぽい雰囲気を醸し出した戦いが、次回始まる。多分。
ホスピタルクリニックの方々へ
マジで忘れてました。サーセン。
by作者