陵辱
======== この物語はあくまでもフィクションです =========
数年で、世の中が変わった。
岸辺総理が行った「Welcome foreigner」は日本という国を亡国にしてしまった。
某国の奸計に填まってしまったのだ。
総理は、いつの間にか甲高い声になり、仕草もおかしくなった。
この為の『少数派性向共和促進法』案だったのか。それまでも、某国の言いなりだったが、『汗顔』という称号を某国から与えられた。
深刻な「少子化傾向対策」で、総理は、日本国民と日本民族を混同してしまった。
日本の人口が減ってしまったのは、日本民族の人口が減ったことに他ならないのに、「日本で生活する人間の人口」を増やす為に、外国人の移民を推進し、あろうことか、日本民族を冷遇し始めた。
外国人は、「税金を払わず健康保険料を払わず、生活費まで貰える」結構な身分である。
日本民族は、貧乏から脱出する為には、外国人と結婚し、子供を産まなければいけない。
結婚と言っても、女子に籍はない。「精子証明書」を発行して貰い、精子バンクに登録する。それで初めて「国家貢献民族」という身分が与えられ。従来に近い民族扱いになる。
一方、男子は一生結婚出来ない。恋愛や事実婚は認められるが、体に異常がないのに、避妊しないで性交することは禁じられ、発覚すると、絞首刑にされる。
早い話、日本民族男子は労働奴隷であり、日本民族女子は労働奴隷または、外国人の為の性奴隷である。
その内、「レイプ許可制度」が出来た。日本民族男子は極刑だが、外国人男子は、「精力」の強い者は、日本の少子化傾向対策」として、白昼堂々、どの日本民族女子とも性交出来る。
外国人女子は、同じ「日本民族以外の男子」とも性交は許容されるが、日本民族男子の子供を産めば、奨励金が出る。
詰まり、「混血以外は不純」になってしまった。
私は、余命半年。レジスタンスの誘いはあったが、断った。
「お上に逆らわない」ことを選んだのではなく、「運命に逆らわない」ことを選んだのだ。
自衛隊は、「災害救助隊」と名前を変え、災害救助活動しか認められなくなった。
しかも、日本民族は後回し。隊員は日本民族なのに、だ。
日本民族は、肩から「お名前カード」をぶら下げることを義務づけられ、これが無いと、病気になっても医療機関で診て貰えない。健康保険料を払っていてもだ。
外国人は、健康保険料は免除されている。外国人の健康は、日本民族が貢献しているのだ。
自衛隊の基地駐屯地は、某国の出先機関になった。
そして、日本の警察官はいなくなった。交番も、某国の出先機関になった。
日本民族の自殺は許されない。だが、「お上」に逆らうと、簡単に死ねる。
人々は、後者を選んだ。「天皇陛下万歳!」と叫んで。
私は、友人と共に死ぬ覚悟をして、特殊なPCから、「アナザーワールド」に向けて「警告メッセージを送り、友人と共に、「天皇陛下万歳!」と叫んで死んだ。
―完―