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1ノ1

 物語の始まりは、変哲のないものだった。



 目を覚ますと、まるで天界と思わしき場所に辿り着いていた。



 外見は変わっていない。しかしここは雲の上に住んでいるような、ふわふわと体が軽くなっている感じがする。



 芸術に興味はないが、周りには自然と目を惹かれる彫刻像や噴水が整えて配置されており、しばらく歩いていると浮かんでいたキューピットに案内された。



 キューピットが何やら急いでいる様子で俺を走らせようと急かしてくるので、おそらく奥で女神がご立腹にお待ちしているかもしれない。



 ここに来る前に、そのような理由があるなら話は別だが。



 見送ろうとするキューピットを尻目に門の前に立ち、どんな女神なのか予想しながら門をくぐっていく。



「おほん!あなたが春飛秋磨はるとび しゅうまね!私は可憐で美しく、とってもキュートでこの天国では誰もが羨み、どんな男でも視線を釘付けにして比較的若くてプロポーションも抜群!地上なんかじゃ巡り会えるわけもない、まさに理想的で男の欲望を叶えちゃう麗しくて素敵で最強な女神様、アイルベインよ!」



「おー」



女神とは、そんなものなのか。これが女神についての感想である。



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