表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

たまに私は、隣に当たり前に居る彼にこっそりと感謝している。

作者: 七瀬





“たまに私は、隣に当たり前に居る彼にこっそりと感謝している。”




友達の紹介で、何気なく付き合った彼と凄く気が合う私!

いつも仲が良い友達みたいに、なんでもお互い言い合える彼氏に、

私はこっそり感謝している。

私のどうでもいい話も、彼は横に聞き流さずちゃんと真剣に

聞いてくれる彼。

私が夜中、ラーメンが食べたいって言うと、、、?

夜中でも車で一緒にラーメン屋に連れてってくれる彼。

私がインフルエンザで熱が出て、家のベットで寝ている時も、

彼が仕事帰りに私の部屋に寄ってくれて、私にお粥を作って食べさせて

くれて服も着替えさせてくれて、冷えピタも交換してくれて、頼れる彼

に私は感謝。

それにいつも、私に気を遣わせないように振舞ってくれる彼に感謝。

お笑い芸人が出ているテレビを一緒に見て、ゲラゲラ横で笑う彼につられ

て私もつい笑ってしまう彼に感謝。

“彼の存在が私を幸せにしてくれる!”

彼と出会えたことに感謝したいし、彼を紹介してくれた友達にも感謝!

彼と出会えたことは私にとってラッキーな出来事だった事に感謝。

ずっとこれからも私は彼に感謝したい!



『“ねえねえ優君?”』

『うん?』

『なーんでもない!』

『なんだよそれ? 本当になんにもないの?』

『ない! ないない!』

『じゃあ、今から美味いもんでも食べに行く?』

『うん。』





・・・彼と一緒に居ると? 

照れくさくなって、感謝の気持ちを伝えられない私は情けない。

素直に彼に“感謝の気持ちを伝えられたら” 凄く心が楽になるのに、

なんで言えないんだろうな?

彼は優しいから、私に感謝の気持ちを伝えてほしいなんて微塵も感じて

ないのも分かる!

だけど? “私が彼に伝えたいのに、言えない自分に腹が立つ!”

もっともっと彼を近くで感じてたいのに、強がって素直になれない私。

本当はもっと彼に頼りたいし甘えたいのになぁ。

でも、出来ないのは何故ですか?




『なんかさ? 小腹が空かない?』

『うん、空いたね!』

『コンビニ行く?』

『うんうん! 行く行く!』

『何買う?』

『お弁当?』

『俺、カップラーメン!』

『おにぎりは?』

『ツナか? 梅?』

『シャケは?』

『角煮が入ってるやつもいいね!』

『サラダも食べたい!』

『カレーパンも食べたいな~!』

『まあ~好きな物お互い買うか。な』

『うん!』






・・・こんな楽な彼氏、他には居ないな。

私が好きな物を彼も好きになってくれるし、私も彼が好きな物は?

好きになるように努力している!

彼の為なら、私はなんだって出来るようにしたい!


ただこの事は、“彼には内緒にしている。”

彼にとって都合のいい女にはなりたくないから!

だからこれからもこっそり私は彼に感謝しようと想ってるの。


最後まで読んでいただいてありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
お互いの想いがもっともっと強くなるといいですね(#^.^#)
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ