ジャンヌの転生

プロローグ

1431年5月30日。私は濡れ衣を着せられ不当判決を受け、今まさにここルーアンのヴィユ・マルシェ広場で火刑(ひあぶり)をされようとしている。しかも先の初審では出席者が私に敵対する立場(親イングランド、ブルゴーニュ)の者ばかりであった。しかし執行者がいざ火を点けようとしたところ、私を含む者が今までに経験した事が無いような光が出てルーアンの街を包み執行人は慌てて逃げ出した。しばらくして周りを見回すと見慣れない建物がある。私は何が何やら頭の中が混乱してた。