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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

本心

作者:

私は笑ってしまった。

人が死んだという話しを聞いて。

別に何か面白くて笑ったわけではない。

何故か笑ってしまったのだ。

たびたびそういう表情と感情が合わないことがあった。

そのため周りから怒られたりした。

私はそれがやで表情を表に出さないようになった。

いまでは無表情と言われるようになった。

そんな自分だけど恋をした。

でもその人が私のことを好きにならないのはわかってる。

だって無表情な自分といて楽しくないと思う。

それに積極的にいく勇気もなかった。

気持ち悪がられそうで。

それにーー。

 

「警部いまお時間よろしいでしょうか。

事件について聞きたいことがあります。」

警部補は警察署の中で座ってる警部にいった。警部補はメガネをかけていた。

「事件?担当地域で今週だけで殺人事件3件自殺があるんだがどれのことを言っているんだ。」

警部補はいった。

「3日前に起こった。 

自殺についてです。」

「ああ探偵の助手が自殺したやつか。まだ高校生だったのにな。」

「探偵ですか。」

「あの探偵のことだよ。最近話題の。」

「あの探偵の助手が自殺したんですか。」

警部補は驚いた声をあげた。

「今調べてるところだ。

というか知らないで聞いていたのか。」

「はい、3日前の自殺について警察署ないで話題になって気になりまして。」

「仕事をしろ。」


「そんなことがあったんすね。」

そう警部補の同僚は一緒に歩きながらいった。

「絶対捜査して他に知ってることあるのにそのあと何も教えてくれないんだよ。」

「まあ優秀ですけど問題児として警戒されてるすもんね。仕方ないすよ。そのうち記事になることしか。」

「問題児じゃないよ。」

警部補は少し声を荒げ言った。

「本当すか。

普段は大人しいけどスイッチが入るとやばいって言われてるじゃないっすか。」

「そんなこと言われてるの。」


先生にはわからない。

先生には解くことができない。

ねえそうなんですよね。

だって先生はーー

助手は涙を流していた。


何が間違っていたんだろうか。

何故自殺してしまったのだろうか。

わからない。

はじめはいじめだと思った。

それは自殺する前からだ。

助手が無表情になりなにかあったのではとそう思った。

学校の先生などに聞いた。

いじめではないが周りと喧嘩をして壁が出来ているらしかった。

そしてもともと虐待をされた過去があり精神が不安定だったがいまは安定していた。

でも私には彼女が自殺したようには感じなかった。

無表情と言ってもたまにすこし笑ったりすることがあったからだ。

楽しいと思っていてくれたはずだ。

そうあって欲しい。

私と同じ様に。


私は目を覚まし窓を見ると雪が沢山積もっていた。

それは初めて見るゆきだった。

何故なら私は虐待されていたことがあって探偵の先生と呼んでいるあの人に引き取られる前の家は雪が降らない地域だったからだ。

ちなみに先生と呼んでるのはいろいろのことを教えてくれるからだ。

私は起きてうきうきで外に出た。

すると雪かきをしてる先生がいた。

「おはよう。休みなのに今日もう早いね。」

「おはようございます。」

「少し待ってなさい。今からご飯を作るから。」

「はい。」

そう言って少し経ってトーストにベーコンと卵焼きがのったものがでてきた。

「いただきます。」

「おいしいかい。」

「はい。おいしいです。」

「それはよかった。」

先生はそういい微笑んだ。

「その先生。

ご飯を食べ終わったらーー。」

「どうしたんだ。」

「いやその雪かき手伝います。」

「そうか。それは助かる。

ふだん動いてないからか肉体労働が大変でね。」

先生がそう言うと電話がかかってきた。 

探偵の依頼だと思う。

何故なら先生が楽しそうにするときはいつもいらいのときだからだ。

先生は好奇心が旺盛で謎に興味があった。

そしてそれ以外には興味がなかった。

人とかにも興味がないんだと思う。

先生が誰かを好きになったりするのが想像できない。

勿論私にも。

そう思ってるからさっき私は雪で一緒に遊ぼうと言えなかった。

興味ない私なんかと遊んでもつまらないと思ったからだ。

だから自殺しようと思った。

私もそれを思いついたとき馬鹿みたいだと思った。

そんなことで死んでいいのかと。

死んだら先生といられないし、死体以外にも興味をもつことだってある。

それに命を自分から捨てていのかと思った。

でも私にはソレしかなかった。

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