婚約破棄っ、姉妹ドーンッッ
”ドッジ〇ール”の大きさは、大半の殿方は、お引きになられるのですっ、ツンッ。
姉の名を、”フェイク”に変えました。
「”フェイク”侯爵令嬢、あなたとの婚約を破棄するっ」
”キョヌスキー”王太子が大声で言った。
貴族学園の卒業パーティーである。
「そして、妹である、”ウオーターメロン”嬢と結婚する」
「何故ですか?」
王太子は、二人の姉妹の首より少し下を、交互に見くらべた。
「信仰に目覚めたのだ」
「うふふ、お姉さまあ、キョヌスキー王太子はいただきますわあ」
ノシッ
ウオーターメロンは、自身のウオーターメロン(ダボオー)を王太子の右腕に押し当てた。
ドヤ顔、である。
ウオーターメロンは、フェイクの標準的な胸部装甲を見た。
お姉さまお姉さまお姉さま、お慕いしておりますわあ(←本心)
お姉さま、キョヌー信仰に目覚めた王太子との結婚は、うまくいきませんわあ
さあっ、お姉さまっ
”シリスキー”第二王子や、隣国の”アシフェティー”竜帝陛下の“番”の座を用意しておりますわあ
(なんか、いやな世界だなあ)
ちなみに王太子は、廃嫡。
ウオーターメロンは、修道院で姉の幸せを一生祈るはずである。
「ふふっ」
仕方のない子ね
妹を愛しむ柔らかな笑顔を浮かべながら、フェイクが立ち上がった。
「魔術式乳バンド、拘束開封シークエンス発動」
「一番から八番、全ての拘束を解除」
「モーフィングドレス、起動」
「背後ホック、解除」
「空間収納反転」
フェイクの胸の前に、多重の魔法陣が現れ回転してから消える。
「お姉さまっ、何をなさっているのっ」
ドドーンッ
フェイクが、本当の姿を現す。
圧倒的重量を受けて、モーフィング(可動式)装甲の技術を転用したドレスの胸元が、変形した。(←淑女にポロリなどあり得ないっ!!)
魔術式乳バンドは、今まで圧倒的重量物を収納していた空間に自らを収納。(←ノー乳バンドッ!!)
それは、まさに、”ドッ〇ボール”だった。
トゥンク
ゆさっ
トゥンク
ゆささっ
トゥンク
フェイクが、キョヌスキーの前まで歩いた。
トゥンク
ノノシッ
フェイクは、キョヌスキーの空いている左腕に、”ドッ〇ボール”(ダボオー)を押し付ける。
右に、ウオーターメロン。
左に、ドッ〇ボール”。
「〇〇〇ですわ」
フェイクが、王太子の手に指を絡めて、身体を密着。
耳元で小さくつぶやいた。
「ふ、ほおおおおおおおおおおおおおお」
キョヌスキーの信仰心が、オーバーフロー。
魂の位階が、強制的に一段上げられる。
キョヌスキーは、”聖王”に覚醒したあ。
キョヌスキー聖王の元、王国は他に類を見ないくらい繁栄する。
正妃に”フェイク”、側妃に”ウオーターメロン”を迎えた。
二人はキョヌスキーを色んな意味で、スキマなく、よく支えることになる。
後の歴史家は、キョヌスキー聖王と繁栄した時代を、覚醒のきっかけとなった言葉を取り、”パックス、シマイドーナ”と記録した。
姉妹丼は、英語で、”Sister Bowl”。
姉妹は、超巨乳家系。
マジカル乳バンドは、超巨乳を収容するための家宝である。
家宝を継承すると共に、”フェイク”の名も受け継ぐ。
姉の本名は、”ドッジ”。
王陛下の名は”ヒヌスキー”。
息子との間に確執があるとか、ないとか。