ハクの能力
ハクに聞いてみると、地球に居たのは女神様のお使いで、地球の神を訪問した帰りだったようだ。帰る際に時間が残っていて、地球をブラブラしていたら道路に飛び出してしまったようだ。
女神様の判断で俺たち二人を転移させた事を申し訳なく思っており、俺たちに仕えたいと女神様にお願いして、今回俺たちのそばに転移させてもらったらしい。
ハクに何が出来るかなどを聞いてみると、俺たちと意思疎通が出来るように言語理解を貰ったらしい。後は何かあったときに守れるように雷魔法と飛行魔法、身体強化して戦えるように巨大化などを貰ったようだ。
ハクの巨大化は気になるので早速試してもらう事にした。
「ハク、巨大化が出来るって言っていたけど、どのくらいまで大きくなることが出来るんだ?」
「あたちのサイズは今は3倍くらいでちかね?このぐらいでち!」
ハクは俺たちの前で巨大化をして見せた。元のフォルムのまま徐々に大きくなっていき、大型犬より少し大きいくらいまで変化した。
「大きくなってもモフモフは変わらないのね~。可愛いわぁ~。」
「あたちのこのふわふわの毛皮は自慢なの!大きくなってもふわふわ具合は変わらないでちよ!」
ハクの毛並みを確かめてみる。大きくなったので顔を埋める事も出来、モフモフ具合も巨大化したようだ。
「ふぁ~~~~・・・気持ちいい♪」
悠里はか顔を埋めてご満悦だ。
「巨大化はわかったが、大きくなって力とかも強くなっているのか?」
「そうでちね、たぶん力も上がっていると思うでち!あとはレベルが上がればもっと大きくなれそうでち!」
もっと巨大化って、象とかのサイズになれるのかな?大きいけどかわいいならまあ良いか。
「ほかにも魔法が使えるでち!こんな風に・・・」
ピリピリ・・・ズドン!
ハクは雷魔法を使ったようだ。少し離れた場所にイカズチが落ち、2m位の範囲が真っ黒に焦げている。これなら普通の人間は即死だな・・・
「あとは空を飛べるようになったでち!」
巨大化を解除して元のサイズに戻ったらふわふわと浮き出した。
「まだレベルが低いからあまり早く飛べないでち!でも練習すればもっと早く飛べるようになるでち!」
巨大化して飛行魔法で飛ぶときに乗せてもらうと気持ちいいかもしれないな。
「ハクの強さはよくわかったぞ。お前は可愛くて強いんだな~。これからよろしくな。」
「はいでち!頑張ってご主人様を守るでち!」
夜も更けてきたのでそろそろ寝るとするか・・・