少年はつるはしをもってダンジョンに潜る
更新遅くなってすまんかった。
何でもするから許して(なんでもするとはいってない)
どうも俺です。
最近砂漠による生活も安定してできるようになってきたのでそろそろダンジョンに潜りたいと思います。
何でもダンジョンにはモンスターがいて倒すと結晶を落としたり素材を集めてアイテムが作れたりするみたいです。
なので潜ってみようかと思ったわけですがまぁなんの能力もない(本当に)ので生き延びられるか凄く不安です。
メタ的になってしまいますが転生ではなく転移でしかも能力も授かっていないのでこれと言って何もできないんですよね。
まぁとはいえ砂漠を生き延びていられてるので人間の可能性を感じられていますが。
水とつるはしと食料(苔)くらいしか持っていけないので割とモンスターが来たら詰んでる気がします。
追伸
母さん元気でやっていますか?
僕は砂漠で楽しく元気に死にながらなんとかいきています。
現実じゃないのに妙に現実的なこの世界で頑張ってやっていきたいと思います。
と言うわけで街にやってきました。
暑い中やってきたので割と汗だくなのですが不思議と気分は悪くありません。
そうというのも年甲斐もなく冒険に心震わせているからです。
さてじゃあダンジョンに行きますか!
さあさやってまいりました第一階層。
迎えますのは石、石、石!
そして何人かの露天商。
ここで店を構えているのはちょっとした忘れ物を買いたくなる探索者がいるからでしょう。
モン〇ンでちょうどクーラードリンクやホットドリンクを忘れたときのような感じでしょうか。
薬草や食料、爆薬、バッグ、靴やカバンの補修なんかもやっているようですね。
今回は様子見なので特に何も買わずに中へ行ってみましょう。
2階層
周りにはまだまだ人が多いですね。
小型のモンスターを大人げなく複数人で過去って袋叩きにしてますね。
どうやら一般人のような探索者もいるみたいですね。(いや、一般的じゃないってどんなだ)
ここの人達は棒きれをそのまま使っているような人ばかりみたいですね。
これならつるはしで採掘だけでも何とかなりそうな予感。
っと?!猪ですか?それじゃあサクッと倒してみますか。
っと振りかぶってうちおろす。
猪に当たらずに床に当たってしまいましたねぇクオレワ。
地面にひびが入り地面が崩れます。
あ、もしかしてこれやばいのでわ?
そう思った次の瞬間にはがれきと一緒に3階層に落ちていましたとさ。
「馬鹿野郎お前!いきなり地面砕くやつがあるかって砕いたってマジ?!」
「いや、猪を倒そうかと思ってですね?」
「いやいやもしかして転生者か?馬鹿みたいな能力をもってたまに生まれてくるやつがいるとは聞いたことがあるがこんな辺境の地に何の用だ?」
「いや全然強くないです本当に。というかよわよわなんですけど!?」
「本当か?なら腕相撲だ!」
「はぁ?!突然過ぎんだろ?!!」
「いいから早く!手を出してドウゾ」
「お、おう」
そう言った相手の腕は見るからに太くゲームばかりやっていた自分の細腕では勝てそうにない。
「さぁいくぜ!」
グワッと強い力に引っ張られあっという間に地面に手が付けられる。
はい。まけましたとさ。
「え、おま?まじ?弱すぎじゃね」
「いや、今の本気なんですけど?!全く勝てる気しないんですけど!!フリーターにひどい仕打ちじゃないですかねぇ?」
「?…???何をわけわかんないことをいってるんだ」
「いや、鉱石を掘りに来たしがない炭鉱家なんですよ」
「ほーん。護衛もなしにダンジョンにとな?死ぬ気ですかな?」
「まぁ何とかなるかなぁって思ったんだけどやっぱり無理ゲですかねぇ」
「無理たぁ言わないがパーティ組んで潜るのが基本だぜやっぱり」
「でも俺はソロなのでと言うか知り合いがいないので」
「まじか…」
「まだ来てから1週間しかたってないんだもぉおおん」
「もんっておっさん…まぁいいや少し手伝ってやるから上あがるぞ」
「階段も崩れたしどうやって戻るん?」
「いくつか上がる道があるんだよまぁ1日経つと元に戻るんだがな」
「え?戻る?」
「何事もなかったかのようにきれいさっぱり元通りだぜ?それこそ時間が戻ったみたいにな」
「え、それじゃあなんで1階で店開いたりできるんだ?」
「あそこは不可侵エリアって呼ばれてて何しても壊れないんだよ」
「まじか」
「まあ戻るぞ」
「ああ」
1時間ほどして1階に戻ってきた。
「あぁああああ疲れた」
「おつかれ」
「まあ次からは誰かと潜った方がいいぜ」
「ああ、そうするよ」
今回の獲得物
がれき×2