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【書籍化】錬金術師ユキの攻略 〜最強を自負する美少女(?)が、本当に最強になって異世界を支配する!〜  作者: 白兎 龍
第一章 Another World Online 第十四節 ルベリオン王国の攻略

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第5話 始まりの足音

第七位階上位

 



 アメを舐めつつ報告を聞き流す。



 アトラが熊の手を配下に加えて魍魎丸と名付けた。

 サンディアが星隆と冥宮と深淵の魔物を駆逐した。

 シャルロッテが命泉で大将と肉弾戦をしている。

 風神雷神戦に桃花の予約が入っている。


 他色々。


 上位迷宮は敵の数こそ多いが、リポップまで時間が掛かるのが問題だ。

 そろそろ上位迷宮とはまた違った狩場が欲しい所である。



 一方タク達はと言うと、マレビト招致で下位の環境迷宮が人で溢れる事を見越して、朝から隠しボスとの連戦中だ。


 どこのボスもレベル150とハイレベルだが、タク達は特に問題なく狩っている。


 一応完全武装状態のフィロを付けてあるが、リンカちゃんチーム、アヤチーム、タクチーム、セイトチームにアランとリナとアマネ、それからメィミーがいるので、フィロの活躍の機会は無い。

 もっぱらフィロの社会勉強が目的と言える。


 敵も殆どが大型で的になりやすいし、レベルが50から30くらいとは言え23人もいればそりゃ勝てると言う物だ。



 他方、プレイヤー達の動向も、鍛錬島の迷宮がクリアしないと次に行けない事は既に周知されているので、プレイヤーの増加に伴う混雑を予測して、その殆どが迷宮探索の大詰めをしている。


 ちびっ子組が動き出した時点で、多くのエンジョイ勢が4属性迷宮の攻略をしていたからね。

 既にほぼ全員が4属性迷宮を踏破済みで、多くは闇と光の迷宮を踏破、そして少数が森や海、洞窟、火山の迷宮のボス部屋前に到達し、門を開く為に色付き魔物の捜索を始めている。


 コウキの一団も、リスティアの探索を一時切り上げ、色付き魔物の捜索に乗り出しているので、人海戦術により間もなく幾つかの迷宮は踏破されるだろう。





 間もなくマレビト招致の時間と言う事で、早めの昼食を取る。


 厨房より程近い食堂に行くと、そこには皆がいた。

 食事をつつきながら、スタートダッシュ計画の話をしている。


 いないのはコウキ一行だけだ。



「あ、おにぇちゃん! こっちこっち!」



 直ぐに僕に気付いて、べしべしと隣の席を叩くアヤ。

 そこには既に僕の昼食が用意されていた。



「ありがとう、アヤ」

「えへへ」



 お礼に頭をわしわしする。


 同時に、全員に視線を合わせて微笑んでおいた。


 早速手を合わせて、昼食を食べ始める。



「まぁどうなるかは実際分からないけどな」

「王都からのスタートなら、商業区側の出口に集合と言う事で良いでしょう」



 タクとシキナがそう言った所で、声を掛ける。



「じゃあそれ以外の場合は僕が集めるね」



 実際それ以外の場合だからね。


 するとシキナはほっと息をついた。



「それなら安心ですねー。流石ユキちゃんです」

「そう言う事なら後は迷宮攻略だけだな」



 鍛錬島電撃攻略の作戦を話し合う皆の会話を聞きつつ、昼食を取る。


 目標は17〜18時までの4属性迷宮、光、闇、森、海、洞窟、火山の迷宮の攻略。

 ベストはそれだが、最低でも4属性迷宮の踏破を行う予定との事。


 まぁ、レギオン組んで各種迷宮を踏破すれば、その迷宮に入らなくても全員クリアした事になる仕様なので、なんだったら1時間もあれば全部クリア出来るだろう。


 その旨伝えた所、作戦の大幅な変更が行われた模様。


 タクリーダーの下、5パーティーのレギオンを編成し、おおよそ7人のチームに分かれて4属性迷宮を同時攻略。

 その(のち)、光と闇の迷宮を新規参入の6人に任せ、タク達はおおよそ12人ずつのパーティーで各環境迷宮を突破する。


 そこまで行けば、それ以上まで進んでいる人が現状殆どいないので、差し当たって闇と光を踏破して出る奈落と雲の迷宮をクリア、その後は臨機応変に攻略し、最短4時間での制覇を目標とする。との事。


 今夜から修行合宿を始める予定なので、それまでにクリア出来れば良いよ。

 僕もそれまでに皆の専用武具を作るから。





《【探索(フィールド)クエスト】『森を越える者達』をクリアしました》



探索(フィールド)クエスト】

『森を越える者達』


参加条件

・森の迷宮を踏破する。



達成条件

・森の迷宮の踏破者が1,000人を越える。



失敗条件

・無し



達成報酬


参加者報酬

・スキルポイント1P

・ロジックポイント2P

・魔力:貨幣50,000



参加者貢献度ランダム報酬

貢献度0.1%

・道具『上級ポーションセット』



エクストラ評価報酬

一番最初の攻略者

・スキルポイント3P



全体報酬

・『大森林』解放




 雑事を片付けアナザーに戻ると、そんなメッセージが届いた。


 新しい迷宮が解放された様だ。


 鍛錬島にはフィールド制限で入れない場所が未だ幾つかあるので、他の環境迷宮もより上位の迷宮があるのだろう。



 肝心の大森林と言う迷宮は、上位迷宮と同じくらいの広大な空間であり、敵のレベルは最低20でエリアボスは50から、最深部のボスは150だった。


 大森林の迷宮は、先ず南から始まり北上すると、森の中心部にボス部屋がある。

 更にその北には絶壁が存在し、ボス部屋から真北の壁にちょっとした大きさの洞窟があり、レベル200の隠しボスがいる。


 U字型の森は、奥に入る毎に敵のレベルが高くなり、ボス部屋近傍ではレベル70クラスの雑魚が出現。崖の洞窟近傍まで進むとレベル90まで上がる。


 総評としては、やたらと広く、敵の数が多くて、おそらくリポップ時間は上と比べて短い迷宮。と言った所。


 また、大森林、仮称中位環境迷宮に入るには……街の構造とフィールド制限の位置から考えて、塔の迷宮を踏破する。もしくは下位迷宮を全て踏破する事が条件だと思われる。

 少なくとも、塔の迷宮のフィールド制限を解除しないと、大森林には行けない様になっている。


 まぁ、塔の迷宮を踏破出来るぐらいじゃないと、大森林をまともに探索出来ないので、下位迷宮の全踏破が条件だろう。



 即ち、収入微増である。



《【探索(フィールド)クエスト】『大森林』をクリアしました》



 報酬は、スキルポイント6P。ロジックポイント12P。マナ貨幣500,000。

 風精鋼の槍。スキル結晶『嵐耐性』×6。上級ポーションセット×10。


 エクストラ評価で、スキルポイント10P。付与結晶『聖樹の癒し』。



 スキルポイントとスキル結晶以外は大した事ないアイテムだった。



 尚、パフィキノコ千体をレギオンに編成して遠隔から下位迷宮のボスを捻り潰してみたが、中位迷宮は解放されなかった。

 踏破者の判定はプレイヤーのみなのだろう。



 

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永遠未完『魔物解説』……ネタバレ含む。

よろしければ『黒き金糸雀は空を仰ぐ』此方も如何?
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