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【書籍化】錬金術師ユキの攻略 〜最強を自負する美少女(?)が、本当に最強になって異世界を支配する!〜  作者: 白兎 龍
第一章 Another World Online 第十二節 楽園の守護者の攻略

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第14話 龍脈の化身

第七位階上位

 



 倒れた金属の体を持つ龍達は、先よりも強い光を放ちながら明滅すると、一体の真竜へと変化した。


 七色の輝きを纏う巨大な竜。


 その巨竜へと襲い掛かったのが、合体した魔宝核ゴーレム君達だ。



 七色の巨人兵と機神竜がぶつかり合い、全員《一部除く》が残る力を絞り尽くして機神竜へと猛攻を仕掛けた。


 巨人が竜を抑え込み、そこへ炎が、雷が、光が闇が、矢となり槍となり、雨霰となって降り注ぐ。



 一方。


 帝王級精霊を3体も身に宿したピンクのうさぎはと言うと……白羅を椅子にして腕を組み、踏ん反り返っていた。


 戦場では無数の剣や魔法、戦士達に混ざって、華美な装飾の施された剣や杖、旗、()が舞っている。

 それらは、機神竜が攻勢に移ろうとする度に出鼻を挫き、巧みに仲間達の援護をしていた。


 俯瞰して戦場を見ているからこそのファインプレーだろう。

 ……それにしても、いつの間に玉座を武器に……いや、巧みな遠隔操作を褒めるべきだろうか? 3日くらい前は指揮者みたいに手を振っていた訳だし。


 まぁ、白羅を椅子にしている件は……ちょっと尻尾を振ってるので良しとしておく。

 元々土龍をほぼ一人でやってしまった罰も兼ねてるし、白羅は家臣(げぼく)体質だからね……。



 そんなこんなで、機神竜と化したアヴァロンは、一部を除いた子達が魔力の限りを振り絞る事で地に沈む事と相成った。



 これまでの機神と比べても頭一つ分は抜きん出ていた機神、アヴァロンの討伐は、ここに完了したのだ。



 ……と思うよね。


 ……思っても仕方ない筈だ。



 だって既に他の機神より明らかに強かったのだから。



 だが、実際は終わりでは無かった。



 倒れた機神竜は、膨大な七色の光を放ち、1人の騎士となって再度立ち上がる。


 それは、一番最初の姿。


 龍の装飾が施された、聖戦機神・アヴァロンだった。



 万全のアヴァロン。


 それに対するは死力を絞り尽くし、魔力は切れ、集中力も途切れ掛けている子達。


 まともに戦えるのは、クラウやルム、ミスティくらいの物だろう。

 しかし、それも他より少しはマシな程度。


 エリュシオン戦同様にアヴァロン戦も敗北かな? ……そうと思い掛けた時……遂に奴が立ち上がった。



 そう——メロットである。



 そもそも、彼女は種族的にそう強い生き物では無い。

 同種の狐も、同レベル帯と比べて平均的な戦闘力しか持たないのだから。


 メロットは本来なら弱くて然るべき種族なのだ。



 彼女は椅子(びゃくら)から立ち上がると、徐に剣を持った。

 そうかと思った次の瞬間には、メロットはアヴァロンと切り結んでいた。


 その速度は優に音速を超え、油断していた白羅が跳躍の余波でコロコロと転がった。



 ——剣戟は続く。



 メロットは、あろうことか機神・アヴァロンと互角に渡り合っていた。

 良く見ると、技量で優るアヴァロンにメロットは速度で対抗しているだけだが。


 メロットと剣だけでアヴァロンと互角なら、メロットの勝利は揺るがない。


 何故なら、彼女には杖と旗と鎚があるのだから。



 膨大な魔力を惜しみなく使い、メロットはアヴァロンを圧倒する。



 決まり手はそう、蹴撃。



 剣戟の隙に放たれる鋭い一蹴りは、神霊金属の胴をへこませ、龍の装飾を割り砕き、アヴァロンの剣をへし折った。

 尋常では無い威力の蹴りが、アヴァロンの体を削り取る。


 最後のかかと落としがアヴァロンを粉砕し、アヴァロンは完全に沈黙した。



 報告書に曰く、素晴らしかったのです。byルム。


 鮮血で濡れた報告書は、焼却処分した。



 何故にメロットがこうも強いのかと言うと……大まかな要因は3つだろう。


 先ず一つは、精霊帝級を3人も身に宿し膨大な魔力を得ていた点。


 二つ目は、僕の魂と同化した事による、演算能力と魔力保持容量の強制増加、及び因子の取得。


 最後が、王権シリーズによる強化。



 最後の装備効果は、僕の支配力に比例して強くなるので……ざっと見た感じこの状態のメロットは、白羅と同じかそれ以上に強い計算になる。


 そりゃあ勝つよね。



 アヴァロンの討伐報酬は、スキルポイント8P。ロジックポイント16P。マナ貨幣。都市と勇気の星珠(カーレッジ・スフィア)。頂上決戦場:引換券。6属性のインゴットが1個ずつに、アダマンタイトと神珍鐡が2個ずつ。


 ……この戦いに勇気が入る要素があっただろうか? いや無い。

 ……事も無いだろうが、メロットが無双してるイメージが強くてイマイチピンと来ない。


 得られた装備は、火天龍の闘争。風天龍の優美。水天龍の静謐。土天龍の慈愛。闇天龍の凶兆。光天龍の吉兆。闘天龍の研鑽。

 絶対強者(オーバーロード)・アヴァロン。理論結晶(ロジック・クリスタル)・義体義魂。外装(パーツ)・龍脈の英雄。



 各種天龍装備は、宝珠の様な宝玉だ。浮遊して付いて来る機能は無いので、何かに埋め込んだりして使う道具である。

 換装すると、アヴァロンの装飾と似た様な龍を魔力で再現した物が装着される。


 能力は、各種属性の強化と自動攻撃。



 理論結晶(ロジック・クリスタル)は……仮の魂と肉体を用意して戦う事で本体の消耗を限りなく少なくする。みたいな感じだろう。


 外装(パーツ)の方は、天龍装備と同じ様な宝玉で、外見は宇宙を封じ込めた様な綺麗な珠だ。

 装備すると天龍装備と同じく魔力で再現された龍の様な物が装着される。


 見た目的にはオピスパルム君が6匹。その効果は天龍装備と似たり寄ったりだ。



 

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永遠未完『魔物解説』……ネタバレ含む。

よろしければ『黒き金糸雀は空を仰ぐ』此方も如何?
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