第26話 賢者達の復活 四 聖女
※380万PV達成
第七位階中位
さて、最後は——
「——むぎゅう」
「ふふ、心配しなくても良いですよ」
振り返った瞬間にシスターアルメリアに抱きしめられた。
心配するなと言うのは、シスターアルメリアの忠誠の行方を、と言う事だろう。
「私の敬愛する人はもういませんから」
「……?」
訝しむ僕にシスターアルメリアはニコリと微笑み、少しだけ過去の話をしてくれた。
——熾天使アシュリア。
これがシスターアルメリアの信仰、正確には敬愛する存在の名前であり、審判の間に設置された女神像の女神だ。
彼の女神は、ベルツ大陸を襲った負の化身を押さえ込み、多くの人々を救ったのだと言う。
シスターアルメリアは、戦いの末に死したアシュリアからその力の多くを受け渡され、負の力を生み出す原因を排除して世界を回っているらしい。
「だからユキさん。貴女が貴女のままである限り、私は貴女の為にありましょう」
——それがより多くの方々を救う事に繋がるのです。
……そこまで買いかぶられたら応えるしかあるまい。
必ずしも良い事しかしないとは言えないが、極力悪い事はしない様にしている。……悪い事をする時は絶対にバレない様にするから問題ない。
そもそも、シスターアルメリアが信奉するのは絶対正義では無い様なので、ありのままの僕でやって行けば良いのだ。
「じゃあ……よろしくね」
「はい、此れからも末永くよろしくお願いします」
こうして僕はシスターアルメリアを配下に加えた。
《《【世界クエスト】『星天の第6試練:乙女の試練』を『匿名』がクリアしました》》
《【世界クエスト】『星天の第6試練:乙女の試練』をクリアしました》
【世界クエスト】
『星天の第6試練:乙女の試練』
参加条件
・ボス『熾天使』の討伐
・追記:個体名『アルメリア』の討伐
達成条件
・ボス『熾天使』の討伐
・追記:個体名『アルメリア』の討伐
失敗条件
・無し
達成報酬
参加者報酬
・スキルポイント10P
・ロジックポイント20P
参加者貢献度ランダム報酬
貢献度100%
貢献度100%
・武器『熾天使の断罪剣』
・武器『熾天使の聖典』
・防具『熾天使の守護聖翼』
・防具『熾天使の無垢光輪』
・防具『熾天使の魂』
・スキル『熾天使の御霊』
・スキル結晶『極光魔法』
・スキル結晶『神聖魔法』×3
・スキル結晶『快癒魔法』×3
・スキル結晶『回天魔法』
・スキル結晶『閃光耐性』×5
・スキル結晶『極光耐性』×3
・スキル結晶『神聖耐性』×3
・理論結晶『魔導理論結晶・聖天結晶』
・理論結晶『魔導理論結晶・天軍降臨』
・外装『魔導外装・清浄なる聖域』
・外装『魔導外装・恩恵の聖櫃』
エクストラ評価報酬
試練代行
個体名『アルメリア』の単独討伐
個体名『アルメリア』の捕獲
・スキルポイント100P
・ロジックポイント200P
・スキル『聖属性』
・スキル『聖女』
・スキル『加護』
・スキル『?の卵』
《レベルが上がりました》
……ふむ……身内に『誕生の試練』が2人もいたのか。
ここまで来るとクエストクリア報酬の経験値では早々レベルも上がらないらしい。
ともあれ、これで爺様達はいつ死んでも大丈夫な駒になった。
もうレイーニャの時の様な事は御免だからね。
これなら安心して放っておけると言う物だ。
後テイムするのはティアだけにしておく。
魔典のページ数には大分余裕があるとは言え、国中の人と契約する事は出来ない。
時間を掛けて選別して行くとしよう。
◇
その後、各々の今後の活動を聞き、軽く話し合いをした。
エルフ姉妹に関しては先の話の通り、2人にはインヴェルノのに向かって貰い、聖樹の調査はウルル率いるわんわん軍団+αで纏まった。
シスターアルメリアは、一度鉱山街に帰り、諸々の始末を終えてから王都に戻って来るらしい。
しばらくは鉱山街の防衛を考えなくても良いだろう。
爺様とザイエは王都に残り、少なくともゴーレム達が引き上げている間は王都の防衛を担って貰う。
爺様は僕の持つ魔典を模倣した道具を持っているので、兵量に関しては問題無いとの事だった。
爺様の魔典については後日改めて良く聞かせて貰おう。
桃花と白羅は僕と一緒に鍛錬島に向かい、迷宮で狩りをして貰う。
同じくレミアとアルネアも鍛錬島だ。
レミア含む吸血鬼達はまだ王都側に派遣出来ないし、アルネアも気分転換はもう良いだろう。
軽い話し合いを終え、今後の活動が決まったので、各々が其々の行動を始めるのだった。




