第12話 配下の確認 三 竜と動物達
※250万PV達成
第六位階上位
銀竜王となったミルちゃんは、種族的には真竜と呼ばれる物らしく、獣型と人型両方に変形可能で、更に人の姿にもなれる様だ。
獣型の通称が、ドラニッド、又はドラニド。
人型は、ドラグーン、又はドラグンと言い、人型のドラゴンは全て真竜種なのだとか。
獣型と人型の中間を、二つから取って、人獣型と呼称する。
また、龍種は蛇竜型と呼ばれ、人に変身出来る者は真龍と呼ぶらしい。
その他だと、亜竜を大分類し、
前肢と翼が一体の者を翼竜型。
翼が無い者を獣竜型。
と呼び、亜龍を大分類すると、
翼ある蛇竜を翼蛇竜型。
無い蛇竜を獣蛇竜型。
と、呼ぶ様だ。
最後に、竜人、または龍人。
これは一律でドラゴニュートと呼ばれるそうだ。
つまり、配下のモルドは『亜竜 獣竜型 ドレイク種 ドレイク・ロード』。
タラスク君は『亜竜 獣竜型 タラスク種 タラスク』。
天翼蛇は『亜龍 翼蛇竜型 ヴィーヴル種 天翼蛇』かな。
ザッハークは……『真竜 人型 ザッハーク種 ザッハーク』だろうか?
さっき戦ったハミリオンは『亜竜 獣竜型 ハミリオン種 ハミリオン・ロード』となる訳だ。
亜竜と竜種の違いは簡単で、四肢と翼を持つ者が竜種、それ以外が亜竜となる。
亜龍と龍種の違いも同じく簡単で、翼と角を持つ者が龍、それ以外が亜龍なのだとか。
そして、蜥蜴や蛇と亜竜や亜龍の違いは、単純に強さ。強い者が亜竜や亜龍と呼ばれるそうだ。
「ユキ、分かりましたか?」
澄んだ美声。
翠玉の瞳が訝しげに僕の目を覗き込み、絹の様に美しい銀の髪がふわりと揺れた。
うむ、ミルちゃんの人型は僕そっくりだ。
身長は僕より高く、体型もスリムながらしっかりとした女性的な膨らみがある。
服は、自前で用意出来た様である。
青を基調にしたドレスの上に、竜属性の金属で作られたアーマーが取り付けられ、竜の金細工が施された強そうな装備である。
「うん、厳密な分類があるんだね」
要約すると、『竜龍』と言う大分類の中に、『竜』と『龍』があり、竜の中には『真竜』『通常竜』『亜竜』『竜人』が。龍の中には『真龍』『通常龍』『亜龍』『龍人』がある。
「難しく考える必要は無いの。強い奴は大体竜変種か霊変種、極限種か亜神なの」
初めて聞く単語が幾つか出て来たが、何と無く意味は分かる。
竜変種は竜に変じた種族。
霊変種は霊体、つまり精霊の様な生物に変じた種族。
極限種はその種族のまま極限まで強化された個体。
亜神は名前の通り神に次ぐ者、神を極地としたら亜神はなりかけと言った所か。
「取り敢えず、次に行くよ」
「なの」
「その前に」
「ん?」
ミルちゃんの遮る言葉に振り返ると、ミルちゃんは少し困った様な表情であった。
「服をください」
どうやら、服は自力で魔力を使って再現していた物らしく、魔力が切れれば消えてしまうのだとか。
……まぁ、服を出す様なスキルが無いから変だとは思ったんだけどね。
取り敢えず、樹海の歌姫と雄大なるカラシリスを装備させた。
竜騎士風から踊り子風の姿に変わったミルちゃんは、恥ずかしげに服の裾を引っ張っている。
……竜種は裸体を恥ずかしがる傾向にある様だね。それとも2人が特別なのか。
さて、次はアニマルズの確認だ。
先ずは巨大な鷲君。
大きさはざっと城壁より高いくらい。
風の魔法でカマイタチやトルネードを起こす事が出来る。
元々が小型の生物なので、巨大化魔物の中ではかなり小さい部類である。
弱点は明確で、敵対した場合は案外簡単に倒せそう。弱点をカバーする術を身につけさせた方が良いだろう。
次は四熊。
グランドベアーは、大きさが鷲君の2.5倍程、立ち上がれば大体5倍である。
使える魔法は土。
体が大きい上に、スマートな鷲君と違って筋肉や脂肪の壁があるので、鷲君よりは手こずりそうだ。
クラウンベアーは、大きさ的には鷲君の7割程度。
クラウンの名の通り、王冠の様な物が頭に乗っている。
身体中には、硬質化した毛皮だった物が鎧の様に装着されており、宝石の様な謎の物質がその鎧を煌びやかに装飾している。
良く観察すると、宝石は精霊結晶が変質した特殊な結晶で、役割としては魔導核に近い。
瞬間火力はかなりの物だろう。
ジェノサイドベアー・アークロードは、血の様に真っ赤な毛皮を持つ大熊である。
大きさはクラウンベアーよりやや小さいが、仙術の類が使える様で、脅威度は高い。
鬼獄熊王は、鬼獄系の上位個体だ。
立ち上がった時の大きさはざっとジェノサイドベアー・アークロードの半分程。
進化前よりも少し縮んだが、その分パワーが凝縮されている様だ。
良く見ると、手が人と同じ様な形をしている。
知力もかなり高い様で、人の使う武器を使用出来そうだ。
次は鹿達の確認。
竜と動物達です。




