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【書籍化】錬金術師ユキの攻略 〜最強を自負する美少女(?)が、本当に最強になって異世界を支配する!〜  作者: 白兎 龍
第一章 Another World Online 第十四節 ルベリオン王国の攻略

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第28話 ブランチも食べ尽くし

第八位階下位

 



 残念ながら僕は今2人しかいない為、2つ以上の会場を見に行く事は出来ない。

 仕方ないので、1番処理能力の高い本体僕が一番気になる連中の確認を行い、2番手が次点、続けてシャルロッテ、黒霧に見て貰う事とした。


 僕の方に来て貰ったのは24名。


 熊からヴォーロヴェレスとヴェルゲオン。

 鹿から麒麟とフリュフールにエイクスュルニル。

 猪からマリーチとヘンウェン。

 蛇達5名。定期検査で狐達3名。狼の夫妻以外4名。

 それからレミア、ルカナ、ラニ、リム&ルム。





 ヴォーロヴェレスは赤黒い雷の様な物を纏い大暴れした。


 その雷の様な何かは死と闇、火属性で形成された高純度の仙気や真気の類いだ。

 そこに神気を加えた全力状態のヴォーロヴェレスはしかし、かつての様に理性を失いはせず、雑兵諸共徘徊ボスと激戦を繰り広げた。



 一方ヴェルゲオンは膨大な虹色の魔力を噴出して大暴れした。


 虹色だが夢属性では無く、複数属性こそ感じられるがその根源は宝石属性とも言える不可思議な神性だ。

 然ながら劣化メロットと言える魅了と武技を見せ、基本4属性に加えて光と闇、それから雷、氷、その他複数の属性を操った。



 熊達は基本的に肉体性能が高い為、単純なパワーで押し切る様な戦い方が目立っていたが、今や技量も追い付きつつあり、更なる高みへと登っている。


 ……後、ちょっと深部に宿る神格の断片を解析した所、ヴォーロヴェレスは雷がよく降るある山岳地帯が地獄と繋がっていると言う神話から発生した神獣。ヴェルゲオンは宝石獣(ジェム・ビースト)の神の様な何かがその身を削って産み落とした兄弟姉妹であると言う情報が得られた。


 どちらも詳しい解析を行えば、更なる神性へ呼び掛ける事が出来るかもしれない。

 特に後者に関しては、酒呑童子や竜生九子に通ずる神性を感じるので……上手くいけば美味しい。



 続いて、鹿。


 麒麟は高い身体性能を持ち雷撃が使える。


 主に雷、竜、聖の適性があり、攻撃力も防御力も機動力も再生力も隙がない。

 強襲と逃走が出来る以上、後は操魔力と戦闘技術をしっかり上げて行けば、相当に厄介な駒になるだろうね。


 現時点で既にリターニァと互角だ。ウルルなら勝ってる……まぁ、リターニァはかなり強い方だから仕方ないね。



 次のフリュフールは、個の戦力としては麒麟に見劣りする。


 勿論強い事は間違いないが、精々サタナキアになったばかりのナリファンより一段強い程度で、他より弱めなのは間違いない。

 恐ろしいのは、その軍団生成能力だ。


 インスタントな配下なら、おおよそレベル100を1時間、万単位程用意出来る。攻撃力を持たない精巧な幻影ならその30倍は行けるだろう。

 アトラの様にしっかりとした魂を持つ配下を生成する事も可能で……まぁ、やっぱり増える奴は強い。うちで最強なのは黒霧かパフィ子だからね。



 最後、エイクスュルニルは、角がイロミツタマの様な物になり、そこから溢れさせる命露によって森の操作が出来る様になった。

 ……出来る様になったと言うと、元から出来るので語弊があるが。


 ともあれ、木属性神霊金属級の角を持ち、強大な植物魔法の使い手となったので、もう修行時の様に暴走して大樹に飲み込まれる事は無いだろう。



 神性的にはどれも微かに横の繋がりがありそうではあるが、引き寄せる程では無い。掘り下げるのはリターンが少ないのでやめておこう。



 続けて、マリーチとヘンウェン。どちらも突撃特化だ。

 耐久力含む身体性能が上昇した事で、空を切り裂く流星となって大爆発する。


 しかし戦い方が一辺倒なので、せめて補助程度にでも手札を使える様にチューニングした。


 やれた事と言えば、ちょっと幻想を見せたりインスタントな配下を生成した事だけだが。

 これだとフリュフールの下位互換だが、道が絞られている為本来ならフリュフールよりも高い出力を出せる。筈。



 続いて蛇達。


 先ずマルム・アジ・ダハーカとなったディルヴァ。

 大量の資材とアジ・ダハーカの魔石、そして元のポテンシャルと修行を経て、今や僕の配下の中でも十指に入る強者だ。


 強大な精神力や魔力保持容量、ディランとディラナがいるから隙も全く無く、操魔力も極めて優秀であり、例え己の意思が無くなろうとその血肉からは竜が生まれ出でる。

 ……アガーラ、リターニァ、ナハトロンさえどうにか出来れば……いや、まだ万色のイベント会場を単体でやるには早いか。


 体制を盤石にするなら、後2〜3体は強者を入れるべきだろう。



 デルピュネーとなったニュイゼは、軍団生成能力、身体性能、共に単純上位互換であり、修行を経て地力を鍛え上げた今や、特に調整の必要はない。残すは地道な修行のみだ。


 とは言え細かい部分の確認は必要なので、軽くチューニングした。



 ケツァールコアトルになった蛇君は、此方もニュイゼと同じく上位互換。

 基本は抑えてあるので特に問題はなく、後は神権の行使と言う物に慣れていくだけだ。



 ヴリトラは、若干水と雷に適性があり、空を飛べる以外に変化は無い。

 ミドガルズオルムも、全身から毒を噴き出せる様になった以外に変化は無い。


 勿論、外見は随分変わっているし、サイズはデカいし身体性能も上がっているが、今までと勝手が違うと言う事は無い。


 今後はひたすらに神権との対話である。



 次、検査の為に呼び戻した狐達。


 性能に関しては事前調査の通り。能力も単純上位互換で、特に調整は不要。

 人化出来る様になったので、それ用の服を作る為に聞き取りと計算を行い、軽く戦闘のチューニングを終えて終了。


 ……ホムンクルスの皆が構ったからか、基本的な部分はちゃんと出来ているんだよね。



 動物組最後は、夫妻以外の狼達。


 ルコ・ワースは、エイクスュルニルと似た角を持つ狼で、角以外性質の差がない事からおそらくフェンリルの近似種だと考えられる。

 正確には木属性に適応したフェンリルだ。


 ただし、紫と青になった夫妻と比べると身体性能で劣っている。

 この事から、ルコ・ワースはフェンリルの劣化個体が進化した存在なのではないかと思われる。


 ルコ・ワースは劣っているとは言え高い身体能力と森を操る力、それらを巧みに使い、英雄を翻弄せしめた。



 マルコシアスは、ネロに性質が近い闇属性の魔獣だ。

 ネロの様な赤黒い炎を吐き、空も飛べて尻尾は龍級の蛇。


 身体性能も高く操魔力にも秀て副人格もある。装備なしの個としてみたら理想的なスペックだ。


 惜しむらくは弟が増やして使役する森を燃やす事と、力こそパワーなのと、誰かにくっ付いて遊ばないと我慢ならない性格なのが……まぁ、個性の範疇だよね。



 ブルベガーになったルーベルは、隠密性能が向上した他、レーベと同じ炎熱の魔眼を得た。

 元々狼達は気配を殺して襲撃するのが得意だが、現状ルーベルはマルコシアスに次ぐ2番手で、身体能力はルーベルの方が僅かに上。


 後はデコイを使えたり分身出来る様になれば、更に強くなれるだろう。



 ミュリアはアセナと言う青みがかった白毛の狼になり、聖属性と生属性に特化。光をぶっ放したり仲間を治療したり、不死身レベルで自分を再生させられる。


 基礎が出来てるから放っておいても良いが、一応軽くチューニングした。



 それからレミア、ルカナ、リム&ルムは、それぞれの上位互換。


 ルカナとルムは放っておいても問題なく自己鍛錬するが、レミアとリムは講師が必要。

 差し当たり調整を施し、講師は黒霧に任せる事とした。


 最後、ラニは、虹蛇となって幻想系と創造系に高い適性を持ち、竜生九子との適合率が上昇。

 また手札が多くなり、攻撃や防御等凡ゆる面での強化がなされた。


 創造系なら指導は出来るが、幻想系は僕には少し難しいので、そこら辺は上手い者に師事すると良いだろう。



 こうして、美味しかった筈のイベント会場は瞬く間に食べ尽くされ、人数制限を設ける事となったのであった。



 

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永遠未完『魔物解説』……ネタバレ含む。

よろしければ『黒き金糸雀は空を仰ぐ』此方も如何?
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