表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

『防弾チョッキ』

作者: 紅蛇

※研究のために使用しているアカウントです。作品に感想を入れてくださると嬉しいです。宜しくお願い致します。


紅蛇さんによる作品です。

法律を作らない法律を作ったら、この世界はどうなるのだろう。銃刀法違反が無くなる。暴力が渦巻く世界になるだろうか?誰でもどんな人でも殺して良い。「親の仇だぁ!」という台詞が街中で響き渡りだろう。物を盗んでも捕まらない。きっと警察という群体(軍隊)が無くなるだろう。そもそも人が仕事を放っぽり出して居なくなるかもしれない。そうなったら盗まれる以前の問題になる。

もし、そんな法律が作られる前に私に罪があったなら。もし私が親友の両親を殺してしまった罪だったら。そうなったら「親の仇」という台詞が私に放たれるだろう。そうして銃か鋭利な刃物によってグサリと斬られるなりするのだろう。あぁあ、そんな痛い事をされるのなら、もう一生誰も信用しない。私は防弾チョッキを毎日着る。寝るとき起きてるときお風呂以外は毎日着る。防弾チョッキを着始めた私には平凡な日常ばかり。誰も私を殺そうとしない。

「久しぶりだね。僕の親を殺した時以来だね」そう、元親友が僕に話しかける。そうして彼は私の事を許してハグして仲直りするんだ。何だか気味が悪いけど、私は気にせず元の反応し始める。カオスな街を一緒に散歩する。コンビニに置き残ってたメロンパンを分け合いながら暮らしてく。私はスッカリ安心しちゃって、防弾チョッキ脱ぐんだ。すると背中にガッポリ穴が開いちゃうんだ。君はボソッと「親の仇、殺人者」と呟いて、もう一発ナイフで刺すの。あぁあ、怖い怖い。今の世界にそんな法律がなくて良かったと思う。君もそうだろ、親友君?


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ