表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ハーレムへの選択肢  作者: ひなた
恋人と友だちと知り合いと、初めましての微笑みを。
107/223

 一旦は気になることを全て忘れて、集中してテストに取り組んだ。勉強の成果もあって、かなり今回は自信がある。

 ルンルンと、楽しい気分で帰宅した。

 上機嫌で帰ってきたが、テストは今日で終わりではない。どうしよう。


 ①明日の勉強 ②今日の復習 ③ライブチケット


 ーここは③を選んであげましょうー


 初日で行けた気がしたから、調子に乗って次の勉強をしないだとか、そういったことは断じてない。

 そんな明らかな失敗ルートを通るつもりはない。

 だけれどせっかく作ってくれたライブチケットなんだから、ろくに見もしないというのは、さすがに失礼なんじゃないかと思ったのだ。

 バッグから取り出して、細かいところまで目を通してみる。

 日時は、明々後日の午後より。つまりテスト最終日の放課後ってことか。

 テスト中ならともかくとして、全教科が終わった後ということなら、その日の俺はきっと勉強したくないだろうし……。

 部活にも入っていないのだから、日時としては断る理由がないな。

 って、断ること前提に考えたら悪いよね。

 場所は教室、当然俺たちのクラスだ。え、百人っ?!

 満員だったらなんだし、悪いがそんなには集まらないだろうけれど、だとしても百人というのはどういうことなのか。

 机と椅子を退かしたとしても、かなり狭くなってしまうだろう。

 入らない。百人は無理だよ。

 書いてある情報はこれくらい、かな。どうしよう。


 ①行く ②行かない ③だれかに行かせる


 ーここは①を選ぶのですよー


 何か予定が入っているわけでもない。

 せっかく作って、俺に渡してくれたんだ。それなら、行くべきなのだろう。

 祭さんのことが嫌いなわけじゃないし、コノちゃんと恋人関係ではなくなった今、女の子との接触を避けるなんて理解が出来ない。その必要は全くない。

 だから、堂々と会いに行こうじゃないか。

 俺が目指している王子様とは程遠いような、下心いっぱいでね。

 なんだかこういう考え方をしていると、すごく楽だ。

 もしかしたら、リア充の特徴たる、何も考えていないというのはこういうことなのかもしれない。

 それじゃあ俺、無事にリア充になれたんだ。


 堂本木葉の攻略は終わったようで終わっていません。つまりは、まだだれの攻略も終わってはいないということです。

 一学期にして多くの攻略対象と接点を持ち、中々に好意的に思われているのですから、良いペースとも取れるかもしれません。しかし攻略人数を考えると、これで良いのか……といったところですね。

 今後に控えているであろう大きなイベントで、同時に何人もを攻略することが出来ると、そういうことなのでしょうか。

 花空祭と松尾クリスについては、ライブという不思議なイベントに、まずは期待してみるとしましょうか。くっくっくっく。

 お読み頂きありがとうございます。

 今回は短く、普段の半分ほどの文字数しかありません。ですから、読んでいて少し驚かれた方もいるかもしれませんね。

 というのも、一応は理由がありまして、次回からは新章に突入するのですよ。

 変にだらだらと文字数稼ぎを繋げても、仕方がないかと思いましたから、こういう結果となったわけです。

 これからも、これまで同様の文字数できちんと行きますよ。

 ではではありがとうございました。是非、ハーレム完成まで見守って頂けると嬉しいです。宜しくお願い致します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ