転生したようです。2
こんにちは、ライア・ミルトンです。今日五歳になって前世を思い出しました。
え?思い出した経緯と思い出す前?思い出す前は特に何もなかったね、普通の幼児生活を送ったつもりです。ただちょっとミルトン家が人外でしかも貴族階級でもトップにいたとかそれだけだよ、うん。あのね、僕も吃驚したのさ、確かに人とは言ってないし普通の家とも言わなかったけどさ貴族階級って…
んで、人外っていうのはね、なっなっなんと!
あの夢が詰まったエルフです!イエーイ
…まじあの天使どうかしてるわ
見た目?何期待しちゃってんの?その期待道理だよ、くそが!俺はふ・つ・うに生きたいの!貴族階級でエルフの美形って誰からも恨まれるよね!
「ライくーん?レッスンの時間よー」
あ、マイマザーが呼んでるね…レッスン…うん、レッスンかぁ…
「ライくーん?」
「はぁーい」
レッスン付いていける気がしないんだよね…どうしてかはあれだよ見てればわかるってやつ…ハァ…
「ライ様、そこはこの前も注意したはずでございます。いかなる時も背筋を伸ばしてくださいませ。たとえ家族の前であろうと隙を見せるべきではありません。常に誰かに見られていると思い下さい。」
「わかりました。ミス・マリアナ」
「では、続けて下さい。」
「はい」
ね?!転生前は一般人だったはず!一般人はこんなのやらないもん!あれだ!まじゃみってやつだね!これは!これをやる前は剣の稽古とかいって走り込みやらされたわ!五歳児の誕生日にやる事じゃねーだろ!
「ライ様、集中して下さいませ」
「わかりました、ミス・マリアナ」
ハァ…
天使:いや~やっぱ戸惑ってたね~
天使の下っ端:そ…そうですね…
天使:どうしたんだい?
天使の下っ端:いっいえ、よくエルフに転生させることが出来ましたね?あそこ人気でなかなか出来なかったはずでは…?
天使:ああ!君へのバツとして君の給料分減らして他の天使黙らせたんだ!
天使の下っ端:まじですか…(泣)