なんか知らない場所にいました。
処女作です。作者はガラスのハートなのでお手柔らかに指摘して下さい。
××は真っ白な場所にいた。それはもう真っ白で、本来はあるはずの影すらなかったのに気づいた時は〝ほっぺをつねる〟と言う行為すらしてしまった。因みにその痛みはこれが現実…かどうかはわからないが、夢ではないことを証明していた。
「ここは?」
ぼうっとしててもしょうがないと試しに声を出したが、声を出しているのかいないのかよくわからなくなってきたからやめておいた。
そんなこんなで10分か1時間か良く分からない時間を現実逃避していたら辺りが眩しいくらいに輝きだし、思わず目を背けてしまった。そして光が消えた場所には男がいた。一人を除いて、すべての女が恋をして半分の男が嫉妬してしまうような、そして、もう半分の男については恋してしまうだろう、そんな美男子がいた。因みにここで1人除かれた女は私だ。
「君が、××…ちゃん?」
「はい」
「そう…」
あ、コイツ今私の扱いに困ったな。そりゃそうだろう、というかよく間違えなかったなと関心できるレベルだ。なにせ今の私は男の姿なのだから。いや、もちろん理由はある。誰も好きでやっているわけではない。別に嫌ではないが。
「君は驚かないんだね」
「何がですか?」
今の状況にこれ以上驚くことはない。白い空間にしても既に驚き終わった。てゆかあんな放置されてたら驚くのにも飽きてくるというものだ。強いて言うなら会話が成立してる事に驚いてるぞ。なにせ分かり易いよう「」付けてるが会話と言うより伝えたいことを思えば伝わるしイケメンの声は頭に響いてる感じだからな。もはやテレパシーだろ、これ。
「うーん…君は…今どんな状況かわかっているのかな?」
「状況?」
ここに影がないこと以外だろうか?
「えっと、なんでココにいるのかとかは?」
「なんで…いや、わかりません」
そーいやなんでだろ?たしか私はいつも道理に△△と一緒に…
あれ?△△?
「思い出せない?」
「いやいやいや、ないこれは無いワロエナイ」
待ってだって凄い楽しかった記憶が、あれ?楽しかったっけ?てか何してた俺?あれ、私?待って、え?ナニコレ、何も思い出せないんですけど、俺は女で△△に男の格好して恋人パフェ一緒に食べに行こうって言われて?あれ?誰に?恋人パフェって何?何その痛い名前のパフェは?つか待ってそれだと女同士で恋人パフェなるもの食ってたの?私?あれ俺?え、え?
「少し落ち着いてもらってもよろしいでしょうか?」
あ、はい。
「それでは説明をさせていただきます。あなたは死にました、
579年前に。」
はい?