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詩全集2

painful

作者: 那須茄子

見みつめすぎた

深い深い

飴玉をうっかり

溶けさせてしまった世界の中

甘いようで触れてみたら

意外と苦い

色がそう見せていただけだった


何度も気持ちに整理をかけたさ

何度も想いを渡そうと言いかけたさ


でもね好きになった人は

みるみるうちに

綺麗に輝いていく

僕の手ではその手を一握りすることも

叶わないだろう


恋心は勝手に飛とび込こんで溺れた

びしょ濡れになって

不格好な

サイズも合わない服に着替えるしかなかった


気付きづけなかった

何一つ

その他のことに気を取られて

こんなにも恋を追うのが

みぞおちを押されるようだとは


見みつめすぎた

深い深い

飴玉をうっかり

溶けさせてしまった世界の中

甘いようで触れてみたら

意外と苦い

色がそう見せていただけだった


受け取り愛たい


何度も気持ちに整理をかけたさ

何度も想いを渡そうと言いかけたさ

何度も自分の不器用を呪ったさ

何度も恋という心理を理解しようと試みたさ


でもそれがこの結果


好きになった人は

みるみるうちに

綺麗に輝いていく


もしかしたら僕が

一方的に想いを募らせて

どう伝えようかと

あれこれ悩んでいる内にも

あの人は別の誰かを

好きになって

その心で日々の糧として

頑張っているんだろうか


分かってしまう 

よせばいいのに

想像がとぼけることをしてくれない


僕も恋をするその内の一人だから


決して僕の手ではその手を一握りすることも

叶わないだろう


恋心は勝手に飛とび込こんで溺れた

びしょ濡れになって

不格好な

サイズも合わない服に着替えるしかなかった

外れ街の灯りを

身体を温める火とした


気付きづけなかった

何一つ

その他のことに気を取られて

こんなにも恋を追うのが

みぞおちを押されるようだとは


逃れたい 

見みつめすぎたとしても








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