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死者ゼロの世界への一歩  作者: 表利
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_______NASUTIA's members

 ここのことについてナスチアさんが説明してくれた。まずここの意味、「戦争で亡くなった人たちが気の毒だから生き返らせてやりたい」というありえない考えを持った国がありダメもとで税金のほんの0.1%ほどをここに寄付しているらしい。

それが10年前からの研究、ナスチアさんはそれより前から研究を進めていた。戦争に最後まで赤い例の手紙は渡されなかったらしい。運がいい奴、というより、彼は戸籍上存在しない人なのだと言う、理由はわからない。まあ興味ないし人の過去は聞きたくないからいいが、

あと彼は32歳で12の時失った恋人を取り戻したいんだと、ちょっと待て!こいつ小6で彼女持ち?!ふざけんな!

まぁそんなこんなで今からナスチアさんの研究成果として今から研究仲間の南雲さん、聡明さん、解明さんのところに行く、聞くところによると全員変人しかいなく、南雲さんは人間だが、解明さんはイルカ、聡明さんはゴリラらしい、いやなんだそれ。

「遅くなった遅くなった。彼にここの説明をしていたもんで」

「で、今回はどうだ?動いてるけど電池変えられなくて欠陥でまた別の魂必要とか、」

「彼も意思があるの忘れてない?!あと充電は最初に試したよ!」

「まぁ大樹の発明だし私たちと違って死体がズタボロになっても失敗は成功の基って言ってそうだし、」

「それフォローのつもり?ナッちゃんっていつもフォロー下手だy」

「人がせっかくフォローしてんのになんだその言い草は!」

「まぁまぁ、南雲は落ち着け、解明はその調子でいじるぐらいが丁度いい、大樹は言葉を選べ。」

「おう、ありがとな」

「分かった、落ち着く」

「聡明さんいつもまとめてくれるからありがたいよ。」

「じゃあ飯にするか。」

「そうだね」

「いただきましょ。」

『いっただきまー』

「ちょっと待てふざけんなよ大樹!!!!」

 思わず声を荒げた。マジで見せるとか言ったから待ったが食いきってからはさすがに待たせすぎだ。

「お前ら食きるまで待つとか頭おかしいだろ!!!」

「あ、ごめん雪崩。正直君すぐ忘れる程度しか関わってないから、」

「おま、貴様さては超イカれてるな??」

 研究成果に興奮してちょっと前に「忘れられなくなるぞ!」とか言ってたのに本人が研究成果そのものを忘れる始末、ほんとやばいな、

「まぁ落ち着いてくれなだめさん、だっけ?」

「雪崩です、えっと、解明さん?」

「おっ、名前教えたのか大樹。今の今まで南雲に鼻の下伸ばしてたお前が俺の名前教えてくれてくのか。変態だけど好きだぞ。そういうところ」

「ナスチアさんあんた死んだ恋人生き返らせたいとか言ってなかったっけ?」

「うわっ、最低」

「伸ばしてないよ!彼女一押しだよ!」

「そこらへんにしとけ。後大樹はさすがにそんなことしない」

「さすが聡明!分かって」

「なぜなら大樹は俺があいつの掃除に入って引き出しを見てそこにあった白いアルバムに彼女の写真、、」

「聡明に掃除させていて助かったよ」

「あと白い液体が固まったような跡が」

「ちょ聡明さん???そこ言っちゃ!」

「彼女の幼少期で抜いてるの?きっっっっっっも」

「ナスチアさん必至だwwww」

「聡明こういう言っちゃいけない事実まで言うのおもしろいわww」

「これ言っちゃいけないやつか?すまん」

「誤っても遅いよ!たらしの方がましだよ!」

「そこまで言わなくても、今度から掃除しないから許せ」

「あぁ、ごめん聡明!そんなつもりは、」

「落ち着いてそうなのに打たれむっちゃ弱いじゃん!聡明さん!」

「あー雪崩君は知らないよね。聡明さん、すごく打たれ弱いの、大丈夫?聡明さん、自分の言葉をもっと言っていい時と悪い時を考えようね、」

「それ言い方ひどいと思うな―ナッちゃん?」

「うるさいよ。ロリコンド変態妄想抜き野郎」

「聡明さん!ナッちゃんがいじめる―」

「えっ、俺が言っていいのか?」

「いいよこの際」

「南雲も人のこと言えないだろ」

「? どういうこと?言ってみなさいよ」

「いや、おまえおねしょたとかBLとかの本が本棚の奥にずらりと」

「待って掃除全般任せてるけどあんた見たのそれ???信じられない!」

「、、、お前気づいてないのか?ちょくちょくBL本で散らかってどこしまえばいいか探し」

「ア“ア“ア“そうでした!私の不注意でした!すみませんでしたぁぁぁ」

「この三人面白すぎだろwwwwそう思うよな?雪崩君も。」

「ええ、おなか抱えるほどにはwwww」

まあそれよりそもそも「ゴリラが部屋のかたづけをしている」という事象がすでにおもろいが、


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