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バトミリのカードは2種類。
モンスターカードと魔法カードだ。
これは大半のトレーディングカードカードゲームにおけるスタンダードといえる。
モンスターカードを駒として操り、魔法カードで強化、補助、相手への妨害をしたりする。
これにより多岐にわたる戦略、戦法が可能となりゲームに奥深さが生まれ、個人の嗜好による独自性溢れるデッキが対戦を熱く楽しく盛り上げてくれる。
「俺はいままでモンスターカードしか使ってこなかった」
これには理由がある。
モンスターカードは基本的に召喚すれば相手に破壊なりされない限り、その場に残り続ける。
つまり、継続的に使用できるのだ。
だが、魔法カードは違う。
何種かの例外を除いて基本的には使い捨て。
効果を発動した後は再使用不可となってしまう。
だから、俺はいままでモンスターカードだけを使ってきた。
簡潔に言うと節約だ。
俺の持つカードの枚数は無限じゃない。
有限なんだ。
目減りするんだ。
ボディバッグに収められるだけの数百枚のカードだけがこの世界で生き抜く為の生命線。
無駄遣いは決して許されない。
でも、
「……女の子にばかり頼ってるのは格好悪いもんな」
いつまでも桜花におんぶにだっこじゃ申し訳ない。
「界人、あなたが思うままに動いてください」
そう言って桜花は駆け出した。
場所は草原のど真ん中。
立ち向かうのは凶暴そうな魔獣が一体。
「さて、と。そんじゃ試してみるかな」
魔法カードを1枚手にとって俺は試しに発動してみる。
「魔法カード【ファイアー・アロー】を俺は発動する!」




