表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
153/169

153

 お休みを貰ってから界人くんは明るくなった。

 ……ううん、ちょっと違うかもしれない。

 がむしゃらに最前線を突っ走っていた時が酷すぎて元に戻っただけなんだ。

 今の界人くんが普通で、何かに追われて焦っててささくれ立った雰囲気の界人くんがおかしいんだ。

 もうあんな界人くんには戻ってほしくない。

 前とは少し違うけど、わたしたちのお家も賑やかになってきたし変わらないでいてくれたらいいな。

 なんだかんだ言ってたけど界人くんはリイナちゃんのこと弟子として認めてるしね。

 最初は「あ、絶対に意地悪してる」ってわたしにも分かる接し方だったけど今じゃちゃんとリイナちゃんの事を考えた指導になってきてる。

 当の本人は自覚ないみたいだけど。

 悩んでたダグくんにも協力して貰って、ああでもないこうでもないって毎晩真剣に修業のこと考えてあげてるもん。

 リイナちゃんもツラい~、大変だー、って文句を言うわりにサボらず毎日来てるし。

 案外二人の相性は悪くないのかも。

 逆にダグくんは心配だな。

 界人くんに修業のお手伝いをお願いされたときは嬉しそうだったけど、すぐに浮かない顔に戻っちゃったし。

 ……どうしたらいいのかなあ。

 わたしも界人くんの解決案は良いって思ったのに。

 あれじゃダメだったみたいだ。

 買い物の荷物持ちは昔からリートの役目だし、ダグくんに任せたらリート拗ねちゃうよなぁ。

「……わたしにも何か出来たらいいのになぁ」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ