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プロローグ
俺がまだ小さい頃の事。ふと、思ったことがある。
――――今住んでいる世界じゃない、どこか別な世界に行ってみたいな……
とか……しかし、現実っていうのは以外と厳しいもんだね。
まっ、今となっては、そんな夢みたいな事は心の奥底に封印して、俺は何の気なしに高校生になった。
俺達人間以外が住む世界があるっていう2次元的思考は、とっくの昔に捨てたのさ。
望む物は平凡な毎日。それでいい。そして俺は、その願望を叶えてる。
そう、俺の高校生活はこれでいいんだ。
これで……………