優生思想に物申す
コロナ下で弱者切り捨てなどと言われているので
優生思想について書いてみました
最近はコロナの影響もあって
弱者切り捨て
のような考え方を聞くことがあります
そこで優生思想について考えてみました
優生学とは
ウィキペディアによると
応用科学に分類される学問の一つで
一般に
「生物の遺伝構造を改良することで人類の進歩を促そうとする科学的社会改良運動」
の事です
優生学と言う言葉は
1883年に
フランシス・ゴルトンが定義した言葉で
優生学の「優生」は
優性遺伝の「優性」とは全く異なります
優生学の目的は
・知的に優秀な人間を創造すること
・社会的な人的資源を保護すること
・人間の苦しみや健康上の問題を軽減すること
等です
その手段としては
産児制限 人種改良 遺伝子操作
等があります
優生学に反対する意見としては
切られる側がかわいそう
利他的に生きたり、他人と共生した方がいい
人類平等の考え方に反する
等があります
現代の日本の優生政策としては
出生前診断、着床前診断
等があります
私は
現代の優生思想のほとんどは争いしか生まない、害のある考え方だと思います
どちらが優れているか試すために
差別や競争と言った手段が用いられているからです
切られる側からすれば
「優れている」側が
ある部分が優れていることを理由に
「力」を振るっているわけです
当然のことですが
そこには争いが生まれます
本当に「優れている」ならば
「優れていない」側を助けることは考えても
切り捨てることは考えないのでは
と思います
優生思想のもとに力を振るうう人間には
同情や共感と言った感情の欠如があるのではないかとも思えます
優生思想により
差別や争いが長く続けば
それだけ悪い時代が長く続くことになります
現代の優生思想は問題だらけ
だと私は思います
優生思想に対する反論意見としては甘すぎましたね
人類は平等と言った考えから反論した方が良かったかもですが
平等は理想で
人類が達成できるかどうかはまだわからないので