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第5話 護衛依頼

しばらく彼女が泣きやむの待ってると、彼女の泣き声が次第に小さくなっていき不意に頭をあげる…


「ぐすっ…もう大丈夫です…先程はすいませんでした…勇人さんありがとうございました…」彼女は、やや鼻声ながらもしっかりとこちらを見て話した…


(シャ!!言葉通じるぜ…しかし、なかなか可愛い子だな…童顔ぽい感じ赤毛で三つ編みとか…なんて言うか…委員長っぽい…なんか顔だけみたら小動物的な感じだわ…)


勇人は、内心ガッツポーズ取りながらも彼女に出来るだけ優しく微笑む…


「私は、マリアナって言います…あ、あの…ありがとうございました…」彼女は、顔を赤くしながら姿勢を直すと改めて頭を下げながら自己紹介した…


勇人は、一度立ち上がり薬草を見つけると軽く揉みながらマリアナに話しかける…


「マリアナさんは、ここら辺の人なのかな?あ~あと何か器みたいのはないか?コップとか~…」勇人は、更に薬草を見つけてはすりつぶすを繰り返している…


「はい!ありますよ…ちょっと小さいですが…」マリアナは、腰につけていたポーチから水筒らしき物を取り出した…


「私…この近くの町の彫金士…アルフレッド様の奴隷剣士で…その…初めての薬草取りで緊張してたので…」マリアナは、水筒をこちらに差し出しながらもまた俯いてしまう…


「そうなの?…大変だったねぇ~…よっと!…はい飲んで」勇人は、マリアナから水筒を受け取りながらは即席で傷薬(低)を作り水筒のキャップに入れてマリアナにまた返した…


勇人は、マリアナが苦そうに傷薬を飲んでいる姿を観ながらもこのゲームの世界を思い出していた…


”奴隷制度“


奴隷と言っても幅広く、借金等で身を売り奴隷なる者を借金奴隷または職業奴隷と言い自らを買い戻せば自由になる者を解放奴隷と言う…


主となる者と契約によりある程度自由に動けるが契約内容によっては店から出ることは出来なかったりする…


更に犯罪をした者や、奴隷に落ちて労働力として、厳しい環境で働かされたり、更には奴隷同士のコロセウムに出され身を買い戻すまで戦わせられると言う…


”階級制度“


この階級制度は、王族、貴族、民(解放奴隷)、奴隷、の順で階級があり国によっては扱いも違い労働力や軍事力に一役買っていたり、他の国には奴隷=玩具だと言う国もあったりするが…


基本的にこの世界は、奴隷は一般的である…


勇人は、マリアナをみていると装備の良さに注目していた…


剣士の一般的装備は勿論の事だが、常識や言葉使いも丁寧だ…


勇人の記憶の中には、無骨に笑うコロセウムの受付のおっさんの記憶しかないが確かに奴隷はいるから一般的か、と勇人かんがえていた…


マリナーズは、視線に気付いたのか何やら恥ずかしそうにしている…


「あ…あの、もう大丈夫です…ありがとうございます」マリアナは、勢いよく頭を下げた…


「では、おれ…私は、この辺で討伐をしてますので何かあれば声をかけてください」勇人は、出来るだけ丁寧に対応して頭下げ狩りの続きを行うつもりだった…


「では、いつか「あの!」があったら…」勇人が、背を向けて立ち去ろうとしたらマリアナに声をかけられて振り返る…


(ここで、かっこよく立ち去るつもりだったんだが…)


勇人は、内心キメ顔であったがまさか呼び止められるとは思わなかった…


「あ、あの…勇人さんに直接依頼出来ますか?実はですね……」マリアナは、おどおどしながらも勇人に事情を話していく…


どうなら、話によると近頃戦争の話を聞くようになったので主であるアルフレッドとやらに薬草採取頼まれたのだが、冒険者達には護衛依頼を断られてしまって現在に至ると…


「あぁ…なるほど…で俺に護衛依頼と言う訳ですね…でも、私は冒険者では…何というか…」勇人は、冒険者ではないので返答に困ってしまう…


「うーん…あのさ…マリアナさん、実は、俺は冒険者じゃねぇんだ…これから、冒険者なる見習いみたいなもんなんだ…それでもいいの?」勇人は、頭をガシガシと掻きながら性に合わない言葉使いなんてするもんじゃないなと思いながらマリアナに問いかけた…


「えっ…あの強さで…ですか?それにあの薬草を見抜いたりしてたのでつい冒険者なのかと思ってました…」マリアナは、終始驚きながら勇人を見ていた…


「…あっ…良かったら護衛受けてくださいます?」マリアナは、勇人と目が合うと思い出した様にお願いしてくる…


勇人は、打算的に考えていたー


依頼料に、町の彫金士の伝手も得られる、更に情報も得られるかも知れない…と…


勇人は、2つ返事で了承するとマリアナを立たせる…


「改めて宜しくね、マリアナさん」勇人は、マリアナに握手を求めると…


「こちらこそお願いします」とマリアナは頭を下げつつ握手してくる…


「そういえば、勇人さん…一つ伺ってもいいですか…」マリアナは、首を傾げながら勇人に尋ねてくる…


「良いよ~あと勇人っ呼び捨てで良いからさ」勇人は、マリアナの返事を待ちながら彼女みていると…


「あの勇人さ…勇人は拳士だよね…私の知っている拳士より凄いし、特にあのアチョーってやつもスッゴい格好良かったし…」マリアナは、やや興奮気味でまくしたててくる…


勇人は、マリアナの賞賛を聞きながらあの時の自分をぶん殴りたくなってくる自分に内心悶えつつ微笑むしか無かった…



書き手の皆さん…マジパネェッス

リスペクトッス(≧∀≦)

全然俺には無理な気がしてきた

あと…1日一話と入ったな…あれは嘘(ry

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