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強敵との闘い!

俺とゴブぞうは川で取ってきて残っているピラニア数匹と、森の探索中にゴブぞうが持ってきた、いくつかの木の実を食べていた。ちなみに探索中にゴブぞうの採取1が採取2にレベルアップしていた。


「お前のスキルもなかなか役に立つな。」


俺達が夜食を食べていると、洞窟の奥からなにやら気配を感じる。


「なにかいるのか?ちょっと様子を見てくるか。着いてこい。」


松明を持ち、洞窟の奥へと進んでいく。進んでいくと何かの生物のいびきが聞こえてきた。近づいていくほどそのいびきは大きくなっていく。


「おいおい…。うそだろ…。」


俺の目の前には俺やゴブぞうの体型よりはるかに大きな熊が寝ていた。


このモンスターはグリズリー。非常に好戦的なモンスターであり、大きな体格から繰り出される攻撃は岩を砕くほどである。


こんなやつに勝てるわけないだろ…。起こさないように入り口まで静かに逃げるか…。


そうゴブぞうに声をかけようとするが、なぜかゴブぞうはグリズリーに近づいていて棍棒を振り上げていた。


「ちょっ!おま、うそだろ!?やめ…」


止めようとしたが遅かった。ゴブぞうの渾身の一撃がグリズリーの脳天に降り注ぐ!


ズドーーーン!


………………………






グオオオオオオオオオオオ



案の上、グリズリーは目覚め俺達をにらみつけている。かなりご立腹だ。


むちゃくちゃ怒ってるな…。どうするか…。

普通にやっても勝てる訳がない。このゴブリンやろう、ふざけたマネしやがって…!後でぶん殴る!後があればの話だが…。


俺がそんなことを考えているとグリズリーが腕を振り下ろしてくる!


「くっ!」


なんとか後ろに下がり避けたが、地面にグリズリーの腕がめり込んでいた。一撃でも当たったらHPは0になってしまうだろう。



どうする?どうやったらこいつを倒せる?

グリズリーは怒っているため攻撃が単調だ。なんとかまだ紙一重で避けられるが、時間の問題だ。


今はゴブぞうが慌ててグリズリーの攻撃を避けながら時間を稼いでいる。


ゴブぞうを囮にして逃げるか…?いやそうしたところですぐに追ってくる。なんとかして倒さなければ!俺は今もっている物を急いで確認する。


何か、何かないか…。っ!これは!


「ゴブぞう!こっちにこい!」


ゴブぞうにそう声をかけるとすぐにこちらに駆けてきた。こういう時の命令は早く動けるのな。同時にグリズリーもこちらに向かってくる。


「この熊やろう!これでもくらいやがれ!」


そう言って一直線に向かっているグリズリーの口めがけてある物を投げつけた。


「ガウッ!?」ごっくん。



「よしっ!」


グリズリーは何かを飲みこんだのに驚き、少しの間動きが止まるが何も起こらないことを確認すると、再びこちらに向かってきた。


はやく…、はやくしてくれ!はやく!


グリズリーが俺達に腕を振り下ろそうとしたその時!


「ガ、ガウッ!?」


突然グリズリーの動きは止まる。


「はあ〜〜〜〜。よかった。間一髪だったな…。」


そう。マコトが投げつけたのはスタンチェリー。ゴブぞうに持ってくるなと言い聞かせても、大量に持ってきていたこれがまさか役に立つとはな…。

しかもグリズリーに投げつけたスタンチェリーはひとつやふたつではなく何束にもなったものである。


「よし…。これでしばらくは動けないだろう。ゴブぞうやるぞ。」


俺とゴブぞうはニヤニヤと笑いながらグリズリーに近づいていく。


グルルルルルルルルル……


身動きが取れないグリズリーは近づいてくる二人が相当恐怖であったのだろう。マコトがモンスターテイムのスキルを使うと大人しく服従を誓うグリズリーであった。




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