初めてのモンスター!
俺の名前はマコト。俺は前にいた世界で死んでしまい、異世界に転生してきた。転生する前に俺はある職業を手に入れた。その職業の名前はモンスターテイカー。モンスターを従えることのできる職業である。
モンスターを従える方法は3つあるらしい。
1、自分の力をモンスターに認めさせる。
2、モンスターと信頼関係をつくる。
3、モンスターのなわばりボスを倒す。
なわばりボスとはモンスターがすみかとしている場所のボスを倒すことで、そこのなわばりのモンスターすべてを従えることができるのだ。
「俺はこの能力で世界を征服してやる!ふふふふふふ!」
ちなみにマコトのステータスはこうなっている。
職業:モンスターテイカー
LV1
HP:10
MP:5
STR(筋力):1
VIT(耐久力):1
DEX(器用さ):1
AGI(素早さ):1
INT(知力):1
MGI(魔力):1
RMG(耐魔):1
[スキル]
モンスターテイム1
[称号]
モンスターテイカーはモンスターを従えることができる代わりにステータスが他の職業に比べて低いのだ。
俺は現在、森の中にいる。
「さて、さっそくモンスターを見つけて従えてみるか。」
モンスターを見つけるために森の中を歩き回ってみると草むらから何かが飛び出した。
「キー!キー!」
緑色の体をして醜い容姿で棍棒を構えながら立っている。
「こいつは…、おそらくゴブリンだな。ゴブリンといったらザコモンスターだろ。最初にはちょうどいい。お前を従えてやるよ!」
俺はゴブリンに向かって駆け出した!
「おらああああああ!」
「キーーーーー!」
ドゴーーーーーーーン!
「ぐわああああああああ!」
俺はゴブリンの棍棒による強烈な一撃により吹きとばされた。
「ぐっ…。なんて強さだ。HPが3も減っちまった。」
「キーーーーー!」
ゴブリンは攻撃にひるんでいた俺に向かってきた。
「やばい!やられる!」
俺はゴブリンに背を向けて逃げ出した。
しかしマコトの素早さは1、ゴブリンの素早さは2である。徐々にゴブリンとの差は縮まっていく。
「くそ!どうすりゃいいんだよ!」
間も無くゴブリンと接触するその時!
「キーーーー!」
ゴブリンは石につまずいて転んだ。
「いまだ!」
俺は倒れこんだゴブリンから棍棒を奪いとり、殴りまくった。
「おらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおらおら!」
ゴブリンがかなり弱ってきたとき、頭に声が鳴り響いた。
ピコン!モンスターテイムを使用しますか?
「 はあはあ…。モ、モンスターテイムを使用!俺に従いやがれ!」
そう怒鳴るとゴブリンの体が強く光った。
ゴブリンの使役に成功しました。
こうして俺は最初のモンスターを使役することに成功した。