宇宙勇者
ここは魔法の世界「ファンタジーワールド」。
この世界では様々な種族の者達が平和に暮らしていた。
しかし、ある時突然「魔王」と名乗る者が魔族を大量にファンタジーワールドに送り込み侵略を図ったのだった。
平和だった世界は闇と混沌が支配し、元々いた種族達は魔王にひれ伏すしかなかった...
しかしそんなある時、伝説の勇者の血を引く「勇者たかし」が現れた。
勇者たかしは圧倒的な強さで魔族をなぎ倒し、遂に地上にいる魔族のほとんどを絶滅させた。
残る少数の魔族と魔王は地上に行き場を無くし逃亡を図る。
魔王を倒し真の平和を勝ち取るため、勇者たかしは宇宙へたびだったのであった______
「宇宙って言うのは前後左右上下もわからなくなるんだな?」
勇者たかしは魔王の側近を一撃の下に葬りさったあと、魔王に尋ねた。
「勇者たかしよ、敵ながら見事だ。その実力、殺すには惜しい。
どうだ?私の下ではたらかないか?んん?」
往生際の悪い魔王だ。
すでに彼の仲間である魔族達はこの世にいない。
悪は絶滅するしかないのだ。
「報酬は?」
勇者たかしは生気の無い目で魔王を見つめる。
「こ、この世界の半分をやろう!それでどうだ?」
魔王は冷や汗を滴ながら勇者たかしと交渉することにした。
「半分...ねぇ?」
勇者たかしの目にほんの少し光が戻る。
「...ふふ...ど、どうだ?貴様がもっているそのビームソードをこちらに渡したら今すぐ契約書にサインしよう。」
ここで、勇者たかしの強さの秘密を教えよう。
彼の持っている剣、「聖剣ビームソード」これは100000000度の熱量を常に放出しておりあらゆる物体を一瞬で蒸発させることが可能なのだ。
なぜ持ち主の勇者たかしがこの超高温の剣を持てるのかは謎である。
「この世界の半分てどこからどこだよ?」
勇者たかしはビームソードを魔王に突きつけて問いただした。
「そ、それは我のいる場所からこっtギャアアアアア!?」
勇者たかしは正々堂々と魔王の説明中にビームソードで焼き払った!
こうして、ファンタジーワールドの平和は守られたのである
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「兄ちゃん」
「...なんだ?」
「今日の映画つまんなかったね」
「...そうか...そうだな。子供のお前にはちょっと難しかったかもな...」