↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
2/2

第1話 イズミリェーニエ

「その車に手をかざしてみてね!そうしたら物の過去が見れるようにプログラムしておいたよ!」


車(とはいっても砂埃をかぶり、かろうじて判断できたもの)に手をかざしてみる。


「…っ…!!」


激しい頭痛が突然襲ってくる。目眩がして、吐き気もある。立っていられないほどだが、なぜか身体はピクリとも動かない。


視界が白黒になり、今が昼か夜かさえ分からなくなった頃、気がつくと、そこは先ほどまでいた荒れ果てた国ではなくなっていた。


地面はない、空もない。ただ、空間が広がっていた。薄紅藤や藍白などの淡くも冷たい色がマーブル状になっている。その空間を「自分が」走っている。


周りを見渡すと、自分と同じような車が上下左右、色々な方向に走っている。だが、よく見ると、車に乗っている者は人ではなかった。身体の一部が機械でできている者、魚のような者、植物のような者、そして、もはや形すら留めていないもの。


突然、周囲が白い光に包まれ、大きな振動が起こった。光が徐々に収まると、そこは先ほどまでいた空間ではなく、かつて栄えていた頃のヴィル・デセスタだった。


「やぁ!毎回配達ご苦労さん!」


「いえ!この仕事好きなので…はい!いつものです!」


「本当ありがたいよ!また、よろしく頼――


ドカン!


大きな爆発音が響き、激しく揺れた。


「大変だ!!あいつらが…はやく逃げ


気がつくと、そこはもといた荒れ果てた国だった。


無線からコマンダーの声がする。


「お疲れ様!情報はこちらにもしっかり転送されているから安心してね!次はあっちの民家の方を調べてね!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。