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【理科大好き!】 〜化学オタクの中学生が異世界で絶世の美少年になり、女神に惚れられて無双するまで〜  作者: ポニョくん
第一章 美少年転生と魔法オーブ授与

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5/8

5. オーブ授与・転移魔法(キスで転移!?)

皆様、お待たせいたしました!第5話のスタートです。


最強の道標を手に入れ、アルの旅はいよいよ加速します 。

それでは、女神様による「100点満点」のイタズラが炸裂する第5話、どうぞお楽しみください!

七つのオーブの中でも、一際まばゆい黄金の光を放つ緑色の三番目の球体。

女神様はその光を指先で弄びながら、少しだけ真剣な表情を浮かべてアル君を見つめました。


「さて、アル君。三番目のギフトは、この過酷な異世界であなたの『精神的支柱』になる力……。『転移魔法』よ」


アルはそのオーブから放たれる、時空が歪むような不思議な波動を感じ取りました。


「転移魔法……。いわゆるテレポートですね。便利そうですけど、移動時間の短縮が戦略的な価値を生む、ということですか?」


「ふふ、さすがね。でも、この魔法の仕組みはもっと直感的よ」


女神アステラ様は空中に一本の光る線を引き、それを折り畳んで一点に重ね合わせました。


女神アステラ様は黄金のオーブを指先で弄びながら、アルくんの耳元で熱い吐息を漏らしました。


「この魔法には、三つの大切なルールがあるの。しっかり覚えてちょうだい?」


視覚同期ヴィジュアル・リンク:一度見たことがある場所に飛ぶ


「まずは基本。あなたが一度でも『見たことがある場所』なら、距離に関係なく一瞬で移動できるわ 。記憶の中の風景を座標として、空間を折り畳んで接続することね」


アルくんは背中に当たる女神様の感触に動揺しながらも、必死に思考を繋ぎます。


「……空間を曲げてA 点と B 点の距離をゼロにするワームホールのようなものか。

一度観測(視認)することで、その地点の量子情報を固定するんですね」


「ふふ、理解が早くて助かるわ。でも、これだけじゃないのよ?」


情景同期ハート・リンク:キスで心の景色へ


アステラ様はアルくんの肩に顎を乗せ、いたずらっぽく微笑みました。


「二つ目のルール。これはより『深い関係』が必要な術式よ。対象の相手と『キス』をした状態であれば、その人の心の中にある情景を読み取って、そこへ飛ぶことができるわ」


「な、……キ、キス!?」


アルくんは顔を真っ赤にして跳ね上がりました。


「それって、非科学的すぎませんか!? 『心の情景』なんて脳内の電気信号に過ぎないはずだし、そもそもそんな……っ!」


「あら、素敵なルールだと思わない? 例えば、あなたが助けた女の子が『故郷に帰りたい』と願っていたら、その子の唇を塞ぐだけで彼女の大切な場所へ連れて行ってあげられるのよ」


女神アステラ様は潤んだ瞳でアルくんを見上げ、唇をわずかに開きました。


「……練習してみる? 私の心の情景は、いつだってアルくんと二人きりの愛の巣なんだけど……」


「次! 次の説明をお願いします! 進めてください!」


③ スーパーワープ:地球への帰還切符、ただし……

女神アステラ様は少し残念そうに唇を尖らせましたが、すぐに真剣な表情に戻りました。


「今はまだ、あなたの魔力レベルが足りないけれど……将来的に魔力レベルを極めれば、この魔法は『次元の壁』さえも透過できるようになるわ 。つまり――現代の日本(地球)に、自由に戻ることができるわよ」


「……地球に、帰れる……」


「本当ですか? 母さんや、友達のいるところに……」


「ええ。でも条件があるわ」


女神アステラ様はアルくんをぎゅっと力強く抱きしめました。


「私も一緒よ。 あなたが実家に帰るなら、私も『新妻』として同行させてもらうわ。私のいない世界へあなたを一人で行かせるなんて、全宇宙が許しても私が許さないんだから!」


「……(あ、これ、実家に連れて帰ったら母さんが腰を抜かすどころか、世界がパニックになるやつだ……)」


アルくんの魂に、黄金の座標が刻まれました。それは、孤独な旅路の果てにある「帰還」の約束でした 。


13歳の少年にとって、異世界への転生は刺激的であると同時に、耐えがたいほどの孤独を孕むものです。

友達、学校、そして母さんのご飯。オムライス。給食。カレーのココイチ。吉野家。

それらが「永遠の別れ」ではないと知った瞬間、アルの目から一筋の涙がこぼれました。


「ええ。あなたが向こうの世界で知識を蓄え、とても大きな魔力を持てば、夏休みに実家に帰るような感覚で地球に戻れる日が必ず来る。これは、あなたが絶望しそうなときに思い出すための、私からの『帰還の約束』よ」


女神様は黄金のオーブを、アルの胸の奥深く、一番大切な場所へと押し込みました。


「……ありがとうございます、女神様。俺、絶対に魔法を極めてみせます。異世界で旅をし強くなって、胸を張って『ただいま』って言いに帰るために!」


アルの魂に、黄金の「座標」が刻まれました。

それは、見知らぬ大地へと踏み出す少年が手に入れた、最強の道標でした。


【女神アステラの「こっそり」日記】

アルくんへのギフト授与(転移編)

黄金のオーブを授ける時、ついに「キス・ルール」を教えちゃったわ!

彼ったら「非科学的だ!」なんて叫びながら、ゆでダコみたいに真っ赤になって……ああ、あの反応、100点満点よ!


本当は「心の情景」なんて適当な理由をつけて、彼に私の唇を奪わせる計画だったのだけれど……。 でも、地球に帰れると知った時の彼のあの涙……


地球に行ったら、アルくんの制服姿を拝みながら、放課後の理科室で「キス」の居残り補習実行だね。

第5話を最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

今回はアル君にとって、これからの旅の大きな指針となる「転移魔法」のオーブ授与回でした。

女神アステラ様の確信犯的な「キス・ルール」には流石の彼もタジタジでしたね 。

アステラ様の「新妻として地球へ同行する」という野望(?)が叶う日は来るのでしょうか…… 。


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