10. 閑話「女神の溺愛・天界でのブレイクタイム」(バレンタイン)
皆様、こんにちは!ついにプロローグが完結し、物語はいよいよ新章へと突入しますが、その前に少しだけ寄り道を 。
今回は、アル君がアステリア聖王国へ降り立つ直前、天界での最後のひとときを描いた「閑話」です 。
異世界へと旅立つアル君のために、女神アステラ様が用意したのは……なんと地球の概念をマナで再現した「バレンタインチョコ」 !
過剰なまでの密着と、女神様流の「濃厚なご褒美」に、アル君の理系脳はまたしてもショート寸前です 。
また、これからの冒険を前に、読者の皆様にも分かりやすいようアル君の現在のステータスやスキルを数値化して整理しました 。
最強の力を秘めた13歳の少年が、どのような数値を背負って異世界へ挑むのか……ぜひチェックしてみてください!
七つの光が渦巻く純白の空間で、女神アステラは愛おしそうに、目の前の少年を凝視していた 。
「アルくん、お疲れ様! 旅立ちの前に、とっておきのご褒美をあげるわ」
アルの背後から、柔らかい重力――もとい、女神アステラの圧倒的な質量が押し寄せました。90cmのGカップがアルの背中を包み込み、細い首筋に彼女の甘い吐息が吹きかけられます。
「……アステラ様、密着度が……理論上の『水魔法の沸点』を大幅に逸脱しています。……っ、はぁ、はぁ……また、鼻血が……水魔法でも止まらない」
「いいじゃない、今日は特別な日なんだから! はい、これ。地球では『バレンタイン』っていうの?、私のマナで具現化してみたの!!!」
アステラの手には、銀色の包み紙に包まれた、禍々しいほど濃厚な香りを放つチョコレートがありました。
「……。……。カカオマスと糖分の理想的な配合。……。……。脳の演算速度を一時的に最大化させる『高濃度マナ・カカオ』ですか」
「ふふ、それだけじゃないわよ? 私の『愛』という名のスパイスをたっぷり込めておいたわ。……さあ、アル。あーんして?」
「また、鼻血が……」
アステラはアルを背後から抱きしめたまま、無理やり自分の方を向かせ、その薄い唇にチョコを押し当てました。とろけるような甘さと、女神の指先が触れる熱。アルの心拍数は、すでに臨界点を突破していました。
「アルくん、一度ステータス表示の練習してみない?」
チョコの糖分が脳に回ったところで、アルは自身のステータスを再確認することにしました。
「ちょっと、今、立てないんだけれど…………やばい…………」
<アルくんのスキルステータス一覧>
◆種族:ヒト族
◆年齢:13
◆ステータス
HP(体力) 100 一般人よりよりも低い
MP(魔力) 9,999 規格外。 全てのスキルの源泉
INT(知力) 5,000 賢者クラス。状況分析と演算に長ける
LUK(運) 8,888 幸運の持ち主。思わぬ利益を引き寄せる
◆スキル
万能鑑定:Lv1
水魔法:Lv1
転移魔法:Lv1
縮小魔法:Lv1
捕食魔法:Lv1
無限収納:Lv1
言語理解:Lv1
◆女神と一緒に地球へ帰還指数
Lv1
アルが冷静に分析を終えると、アステラはさらに力を込めて彼を抱きしめ、自分の豊かな胸の間に少年の顔を埋めさせました。
「期待しているわよ、アルくん。……。……。もし困ったことがあったら、いつでも空を見上げて私の名前を呼んでね? 飛んでいって、今よりもっと濃厚な『マナ供給』をしてあげるから」
「……。……。それこそ……。……。エネルギー過剰で僕の体が崩壊してしまいます……っ!」
「あはは、可愛いんだから! さあ、行ってらっしゃい、私のマイ・ヒーロー」
女神の唇がアルの唇にそっとキスをした、次の瞬間、アルの視界は黄金の閃光に包まれました。
バレンタインチョコの甘い残り香と、女神の体温を魂に刻んだまま、13歳の少年はついに「アステリア聖王国」の大地へと転生するのでした。
閑話を最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
女神アステラ様のチョコの渡し方、相変わらず「確信犯」でしたね 。
アル君のステータスも公開されましたが、知力や運の高さに反して、HPが一般人以下という極端な配分がいか
特に気になるのは「地球へ帰還指数」 。
これが上がった先に待っているのは、アステラ様の野望通り「新妻としての同行」なのか…… 。
ラストの唇へのキスと共に、アル君はついにアステリア聖王国の大地へと転送されました 。
次話からはいよいよ第二章がスタート!
聖王国を危機から救うため、アル君の「神域の力」がどのようにお披露目されるのか、どうぞご期待ください!
【読者の皆様へお願い】
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