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第1章・第8話「暗号の兆し」

施設内を進む坂本たちの目に、古びた端末と電子パネルが散乱している。壁には奇妙な符号やグラフ、過去の観測データが貼られ、島の秘密の断片が示されていた。


坂本は端末を手に取り、符号の解析を始める。「これは…AIオメガの予測に関わる暗号の一部かもしれない」


橘が横でモニターを覗き込み、眉をひそめる。「島のAI、私たちに何を伝えようとしているの?」


高橋は周囲の音に耳を澄ませ、警戒しながら指示する。「油断するな。島にはまだトラップがある」


ヴェラの光体が解析結果を音声に変換し、淡く告げる。「暗号は未来予測に関わる重要情報です。解読次第、行動の選択肢が増加します」


漂着者たちは互いに視線を交わし、短い沈黙の後に頷く。坂本は解析結果から次の経路を決定し、仲間に低く告げる。「これを突破すれば、少なくとも島内の移動は安全になる」


外の霧の中、赤いドローンの光が揺れ、島全体の監視網が微かに反応する。未知の暗号が示す未来と危険は、漂着者たちの行動をますます緊迫させた。

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