ロジからの依頼-8
しばらくゆっくり食べ休憩するとすっかり魔力も戻り
ラオ「午後は身体を休める為に今後の俺達の連携の話をしないか?」
ニア「良いわね、どんな動きをするのか知っていた方が戦いやすいわ」
リリル「賛成よ!」
ゲイム「そうだな、必要な事だ」
ラオ「じゃあ紙に纏めていくか、ゲイムまとめるのを頼めるか?」
ゲイム「あぁ、任せてくれ。」
ラオが羽根ペンと本を渡しゲイムが頷くとラオからどんな事が出来るのかどんな攻撃が出来るのかを順番に話していった
…………………夜になり……………………
リリル「割と知らない事も多くて面白いわねこれなら私とニアのスキルの使い方で色々な戦法が出来るわ」
ラオ「ゲイムのスキルも良いなバリアが多く使えるのは強いそして精霊とも違う妖精の存在も面白い」
4人は話が尽きることなく色々な戦略を考えその度にゲイムは、とても分かりやすくまとめていった
リリル「……(グゥ〜〜〜)///私そろそろお腹空いちゃったわ」
盛大になったお腹の音に恥ずかしげにリリルが言い
ラオ「昼の残りとまだあるシシ肉を少し使って飯にするか。」
ニア「そうね私準備するわよ。」
ゲイム「俺も手伝おう俺とリリルの故郷のシシ肉料理を振舞おう。」
ゲイムはラオから必要なシシ肉とニアから野菜を貰いリリルは料理に必要な道具を召喚獣を使い岩から切り出し綺麗に洗い準備した
ニア「わぁーー美味しそうな匂い!!」
ラオ「美味そうだな!!それに変わった器だな?」
その料理は真ん中が盛り上がり外側が凹んでいて真ん中に肉を敷き詰め周りに沢山の野菜を置きゲイムが持ち歩いている調味料で味付けし
ゲイム「この料理はジンギスカンと言うんだが場所によってはムーアと言うモンスターの肉を使ったりするんだ肉が焼け肉汁が底に溜まり野菜が肉汁を吸って炒められそこにこのタレをかけて焼き上げて完成だ」
ラオがお皿を配りゲイムがにこやかによそい食べる手本を見せると食べ始め故郷の話に華を咲かせながら夜も更けて行った
ラオ「今日も精霊達は来なかったな。」
ニア「そうね、でもそろそろじゃないかな?」
ラオ「あぁ、明日辺りだろう、その後が大変だが、2人なら乗り越えるさ」
ゲイム「ただ加護を貰うだけじゃないのか?」
リリル「試練的な事があるの?」
ラオ「あぁ、精霊からの試練を乗り越えないと加護は貰えず他の信仰者のように傀儡になってしまう。」
ラオが、真剣に話すとシンとしてしまい
リリル「ま!なるようになるわよ!!大丈夫!任せなさいって!」
空気をぶち破るように元気にリリルが、言うとゲイムも、頷き笑って見せた
………………翌朝……………
……(おまたせ!!)……
(精霊王様から試練を貰ってきたわよ!)
(この試練に打ち勝てば加護を貰えるわよ!!)
朝早くラオ達が寝ている所に精霊達が虹色に輝く実を抱えて現れ
ラオ「2人共、起きてくれ。」
ラオが精霊に、気づき2人を起こしているとニアも起き
ゲイム「おはよう。精霊が来たのか?」
リリル「Zzzz」
ラオ「あぁ、この実を1つずつ食べて生き残るだけだ。内容は個々に違う。頑張ってくれ。」
ラオが2人にそれぞれ実を渡すと2人は食べ切りそのまま倒れてしまった。