ロジからの依頼-6
ロジ「うぅ、書類が終わらないよォ……なんでおやつの予算まであるのぉ?」
数日間ロジは執務室から出る事すら叶わずひたすら書類達を片付けていた
マリア「マスター、お菓子の時間ですよ、後ラオ君達が来ています。」
ロジ「わぁーいおやつだぁ。」
マリアが、執務室に、来るとロジは喜んで書類の山から這い出てパンプキンクッキーを貰い頬張る
ロジ「むぐっ、ふぁおふん?」
ラオ「こんにちは、だ、大丈夫っすか?」
ロジはやつれた表情でクッキーを口いっぱいに頬張りながら首を傾げるとラオがマリアの後ろからひょっこり顔を出す
ロジ「ふぁいふぉーふー、ふぉふいふぁふぁったはへー」
ゲイム「大丈夫、書類が貯まっただけって言ってるな、ロジさんお茶も飲んでください詰まらせますよ」
ラオ「リリルの時もそうだけどゲイムはドワーフ族のリスみたいになってる時の良く聞き取れるな」
ゲイム「………慣れだ。…」
ロジの、世話をしてやりながら悟った様に言うゲイムにラオとニアはそっとリリルを見て納得してしまった
リリル「なんで私を見るのよ!!!失礼でしょーが!」
ロジはクッキーを、食べ終えお茶を飲み一息つくと座るところが無いためその場で話し始めた
ロジ「なんだか2人も様子が変わったねーどうしたの?」
ラオ「実は…………」
ラオはここ数日であった事を説明し始めた
…………………時は戻りラオサイド………………………
数時間立ち辺りが暗くなり始めるとラオとニアは慣れたように野営の、準備を始め
ゲイム「都市には帰らずここに居るのか?」
ラオ「ああ、ここで精霊力と親和力を身体に慣らさないと死んじまうから俺とニアはもう大丈夫だけど2人はここから離れられない」
リリル「え!?ご飯はどうするの!?」
お菓子を食べていたリリルは驚いて話す
ニア「食料なら、私とラオが持ってきてるから大丈夫だよ。」
ニアは慣れたようにバックから色々な食材を出しラオも調理器具等々出て準備し
ゲイム「流石手際が良いな」
2人を見てゲイムは自分から枝を集め
ラオ「俺たちは森で育ったからな。」
リリル「私火起こせるわよ!」
リリルも何か役立とうと火の召喚獣を呼び出し枝に火をつけその後は召喚獣を出し一緒に枝を集め
……………(パチパチ)……………
焚き火を囲みニアが料理したシチューがとても食欲を誘いラオが、カバンからパンを出し焚き火で軽く炙ると3人に配り座り。
リリル「わぁー!美味しそう!!」
ニア「数日はここに留まると思うからゆっくりしていきましょう」
ラオ達は今後の話をしなから夜を過ごした