ロジからの依頼-5
(ガチャ)
ロジ「戻りましたよー。」
マリア「マスター!ご無事で。」
ロシが黒いぐったりした者を引き摺りながらにこやかに帰ってきた
ロジ「私着替えてくるのでこれ地下のあの部屋に入れといてくださいーこの子が引き摺るので鍵だけお願いしますよー。」
小竜を召喚し紐を持たせるとマリアの元にズルズルと引き摺りながら小竜が近寄り
マリア「分かりました、執務室に留守中の書類がありますので確認と処理もお忘れなく」
ロジ「はーい、わかりましたー」
ロジはデスクいっぱいに山に積んであるであろう書類の待つ執務室へ着替えをする為に消えていった
ロジ「さてさて、この書類どのくらいかかるかしら?うぅっ、仕事してきたのになぁ。」
執務室を開けたロジが見たものは机に置き切れず床にまで積み重なった書類達、遠くを見つめ着替えながら呟くその目には一筋の涙が流れていた
ロジはラオ達の事もある為早急に捕まえてきた謎の者の調査から始める事にした
………防音多重結界魔法が張られた部屋…………………
ロジ「さてさて、まずはあなたのお名前はなんですか?」
謎の者「………………」
ロジ「お名前は?」
謎の者「………………」
ロジ「困ったなぁー名前が無いならポチと呼び「ディストルトーレ俺達に個の名はないあるのはただ1つディストルトーレだけだ」そうですか、ポチ可愛いのに、」
ロジがポチと呼ぼうとすると沈黙していた者が言葉を遮り言う
ロジ「ではディストルトーレさん。あなた方は何人くらい居るんです?」
ディストルトーレ「…………………」
ロジ「では、目的は?」
ディストルトーレ「……………………」
ロジ「私、とても、とても仕事が残っててー時間が無いんですーちょっと悪夢見てショック死しちゃう位ですから、あ、安心してくだいー魔法発動時に、さえ生きていればあとは死んで頂いても大丈夫ですのでーそーれディメント」
ディストルトーレ「や、やめろっ、やっ、ァァァ!!!嫌だ!!!ア゛ア゛ア゛やめてぐれぇえア゛ア゛!!!!話すっ話すから!!!!!解放してくれぇぇえ!!!ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛、、。………」
ロジが普段と変わらない口調でなんの躊躇いもなく魔法を唱えるとディストルトーレは白目を向き叫び5分程で息絶えてしまった
ロジ「んー下っ端さんだったなぁまぁ、情報は貰えましたし5分も持つとは凄かったですね。さて書類の片付けをしますかぁ。」
ロジは魔法石に情報を記録すると仮面とローブを剥ぎ取り息絶えた男を燃やし跡形もなく消し去ると執務室へ元って言った